Fusicが全エンジニアにGitHub Advanced Securityを導入
株式会社Fusic(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役社長:納富貞嘉)は、全てのエンジニアに向けて「GitHub Advanced Security(GHAS)」の導入を発表しました。この取り組みは、同社が目指す「AI-Nativeな開発プロセスへの全面移行」の一環として位置付けられています。AIやクラウド、データを活用した次世代の開発環境が求められる中で、セキュリティと信頼性を高めるための重要なステップと言えるでしょう。
背景と目的
近年、AI技術の進化によってソフトウェア開発は大きな変革の波に直面しています。特に、生成AIを使ったコード生成やプロセスの自動化が進む一方で、コードの品質や情報漏洩、依存関係の脆弱性といった新たなリスクも浮上しています。Fusicはこうしたリスクを認識し、GitHub Advanced Securityを導入することで、開発工程の中で自動的に脆弱性を検知・修正する仕組みを強化しました。これにより、セキュリティを確保しつつ開発のスピードも維持する「セキュリティ・バイ・デザイン」の実現を目指しています。
具体的な取り組み
GitHub Advanced Securityの導入にあたり、Fusicでは次のような施策を実施しています。
1.
全エンジニアへのGHASライセンス付与
全てのプライベートリポジトリにおいて、セキュリティスキャンを標準化し、AIによるコード生成を含む開発全体での自動検査を行います。
2.
開発プロセスへのセキュリティ組込み
Pull Requestの作成やコミット時に脆弱性チェックを行い、早期発見と即時修正が可能な体制を整備します。
3.
依存関係の自動更新
GHASの依存関係レビュー機能を活用し、AIツールや外部ライブラリの安全性を継続的に監視します。
4.
セキュリティ分析ダッシュボードの運用
検出された脆弱性の傾向や修正履歴を全社で可視化し、経営層を含む意思決定を支援します。
5.
人的資源の育成
AIによるコード生成の品質や倫理的な使用についての教育を実施し、「AIと人間が協力する開発文化」の醸成を図ります。
今後、FusicはGHASの導入を契機に、AI-Nativeな開発プロセスへの移行を加速させていく方針です。GitHubのセキュリティ分析機能とAIを用いた開発プロセスの最適化を進めることで、より堅牢で信頼性の高い開発基盤の構築を目指しています。
Fusicについて
株式会社Fusicは、クラウドやAI・機械学習、IoT、Webアプリ開発、UI/UXデザインなどの技術を融合させる「技術結合力」を武器に、システム開発および技術コンサルティングを行っています。最近では宇宙・衛星開発企業に向けたクラウド基盤の構築や衛星データ解析の支援にも注力し、自社開発プロダクトを通じて社会や企業が抱える課題解決にも取り組んでいます。ブランドスローガン「OSEKKAI×TECHNOLOGY」に基づき、お客様の期待を超える価値を提供することを目指しています。
詳細は、
Fusicの公式ウェブサイトをご覧ください。