栄養とやわらかさを兼ね備えた『まごの手ソフト食』
高齢者向け冷凍食材を提供するグローバルキッチン株式会社が、2025年11月11日(火)より全国の高齢者施設向けに新商品『まごの手ソフト食』を販売開始します。この商品は、厳しい栄養要求をクリアしつつ、食べやすいやわらかさを実現したソフト食です。
華やかで豊富なメニュー
『まごの手ソフト食』では、朝食に14種類、昼・夕食には各28種類のメニューを用意。高齢者の嗜好に応える多様な選択肢が揃えられています。また、冷蔵解凍だけで簡単に提供でき、調理に関わる負担を大幅に軽減します。食事は、個包装されたトレーで提供され、朝食の重量は124g、昼夕食はそれぞれ148g、総重量は420gとなっています。
業界最高水準の栄養設計
本商品のおかずを食べることで、一日あたり740kcal、たんぱく質は40.8gを摂取可能です。これは、75歳以上の高齢者に推奨されるエネルギー量を上回っており、健康維持において重要な役割を果たします。高齢者の方々が嚥下機能の低下に対処しながら必要な栄養を効率的に摂取できるよう、特別に設計されています。
さらに、たんぱく質エネルギー比率は約18.4%で、これは高齢者の理想的な範囲に適合しています。この商品はフレイルや低栄養の予防にも寄与し、高齢者の健康的な食生活をサポートします。
調理工程の簡素化
『まごの手ソフト食』は、冷蔵解凍のみで提供可能で、従来の煮込みやとろみ付けの必要がありません。特に夜勤や休日等、調理スタッフが限られる時間帯でも、解凍・盛り付けだけで安全かつ美味しい食事を提供できるため、効率的なオペレーションが可能です。これにより、全体的な業務負担を軽減しつつ、利用者に安定した食事を届けることができます。
専門家の評価
女子栄養大学の蒲池桂子教授も、冷蔵解凍による提供方法が施設の負担を減らすと評価しています。安全にかつ美味しく、見た目にも工夫がなされており、高齢者が必要な栄養をしっかりと摂取できる点で非常に期待されています。
今後の展望
新商品『まごの手ソフト食』の発売を皮切りに、今後も高齢者施設のニーズに応える新たな食形態を開発し、栄養管理やケアに役立つ無料セミナーなどを通じて、施設運営や食事提供のさらなる支援に努める予定です。高齢者の健康と生活の質を向上させるこの取り組みは、今後の介護業界において重要な役割を果たすでしょう。
会社概要
グローバルキッチン株式会社は、東京都港区に本社を置き、高齢者施設向けの冷凍食材の開発・販売を行っています。今後も食と栄養の提供を通じて、より良い社会の実現に貢献していきます。興味がある方は、ぜひ公式ウェブサイトを訪問してください。