株式会社リンクアンドモチベーションは、シンガポール、ベトナム、タイ、フィリピンに新たな子会社を設立し、海外展開を本格化させることを発表しました。これにより、同社はアジア市場でのプレゼンスを強化し、企業変革の支援に力を入れる方針です。
子会社設立の背景
同社は2000年に設立以来、組織人事コンサルティングの分野で多くの企業の変革を支援してきました。現在、日本国内では大手企業への支援を中心に、事業提携を通じて中小企業の支援にも着手しています。しかし、今後は国際的な市場でのニーズに応える必要性を感じ、特にアジア圏での現地法人に対しても支援を行っていくことが重要だと考えています。
すでに、ベトナムとタイではモチベーションクラウドシリーズの代理店販売を始めており、これを契機にさらなる市場拡大を目指しています。新たに設立する子会社は、2025年1月から業務をスタートし、リンクアンドモチベーションのソリューションを世界中の企業に提供する予定です。
新設子会社の詳細
新たに設立される子会社は、いずれも株式会社リンクアンドモチベーションが100%出資し、各国で現地法人として機能します。以下がそれぞれの子会社の名称と資本金です。
1. シンガポール
- - 名称: Link and Motivation Singapore Pte. Ltd.
- - 資本金: 300,000シンガポールドル(約34百万円)
2. ベトナム
- - 名称: LINK AND MOTIVATION VIETNAM CO., LTD
- - 資本金: 7,000百万ドン(約42百万円)
3. タイ
- - 名称: Link and Motivation (Thailand) Co., Ltd.
- - 資本金: 10百万バーツ(約44百万円)
4. フィリピン
- - 名称: Link and Motivation Philippines Inc.
- - 資本金: 200,000USドル(約29百万円)
これらの子会社設立は、リンクアンドモチベーショングループの業績および企業価値をさらに向上させることを目的としています。ただし、2024年12月期の連結業績に大きな影響を及ぼすことはないとのことです。
今後の展望
リンクアンドモチベーションの代表取締役会長である小笹芳央氏は、「今回の子会社設立により、アジア市場での存在感をさらに高め、より多くの企業に変革支援を届けていきたい」と語っています。
同社は引き続き、国内外の企業が持続的な成長を遂げられるようサポートしていく方針です。これらの動きが、今後の業界にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。