視覚障がい者と共に新たな働き方を創出するマッサージルームの導入支援

障がい者雇用と健康経営の両立を目指す新サービス

2025年6月25日、東京都に本拠をおくKindAgent株式会社が、新たな取り組み「マッサージルーム開設コンサルティング」サービスの提供を開始しました。このサービスは、視覚障がいを持つ国家資格保有者を企業内で「ヘルスキーパー」として雇用し、マッサージルームの設置や運営を行うことで、障がい者雇用と従業員の健康促進という二つの課題を同時に解決することを目指しています。

社会的背景とニーズ

近年、障がい者雇用に関する法制度がより厳格化しています。特に2026年からは企業に対し、障がい者雇用率の引き上げが求められることから、適切な雇用の創出が一層重要な課題となっています。さらに、秩序的職務が求められる中で精神的健康の維持も課題であり、メンタル不調による長期休業や離職防止を目指す動きが加速しています。

サービスの特長

KindAgentのマッサージルーム開設コンサルティングサービスは、視覚障がい者の専門スキルを活かした雇用創出型モデルを採用しています。国家資格を持つ施術者が実施する本格的な施術により、社員のストレス軽減や集中力の向上、離職率の低下といった実証効果が期待できます。具体的なサポート内容は以下の通りです。

- マッサージルームの設計、施設基準に基づく確認、保健所への申請
- ヘルスキーパーの採用支援（面接同席やスキル評価を含む）
- 運用ルールの策定および予約管理システムの導入
- アフターフォローやオンボーディング支援までのトータルサポート

実際の導入効果

これまでの実績を基にした導入効果も注目されています。例えば、特定の企業においては、高ストレス状態にある従業員の割合が30%から18%に減少し、抑うつ傾向の改善に成功しています。また、離職率も年間で9.5%から6.2%に低下し、利用者の82%が「会社への信頼が増した」と回答しています。このように、健康経営の新しいモデルとしての可能性を見せています。

企業への相談のすすめ

障がい者雇用と健康経営の両立は、持続可能な企業づくりのための重要なステップです。KindAgent株式会社の代表取締役、茅原亮輔は、より多くの企業がこの新しい取り組みを採用することを望んでいます。「まずはお気軽にご相談ください」と呼びかけており、各企業のニーズに合った支援を行っています。

障がい者雇用と健康経営の両立を目指す取り組みは、今後さらに広がりを見せることでしょう。企業としても、社会的責任を果たしつつ従業員の健康を考えた環境作りを進めることが求められています。今すぐアクションを起こしてみてはいかがでしょうか。