武蔵台小の授業
2018-12-06 15:32:08

中野区の武蔵台小学校でロボットプログラミング授業が実施

2018年11月28日、中野区立武蔵台小学校で、ソビーゴロボットを活用したプログラミング教育の授業が行われました。この授業は、東京都プログラミング教育推進指定校として採用された内容で、6年生を対象にしたものでした。授業のテーマは「プログラミングを作ろう」であり、日常生活におけるプログラミングの重要性を理解することと、目的の動作を実現するための手順を学ぶことを目的としています。

授業は「総合」の授業時間で実施され、まずは子供たちがコンピュータやプログラミングが普段どう使われているのかを知るところから始まりました。その後、子供たちはロボットのタイヤを動かすためのプログラミングに挑戦しました。使用したソビーゴロボットは、IchigoJam BASICという簡単なコードを用いてタイヤや腕を動かすことができる教材です。

子供たちは5名のグループに分かれ、一人ずつコードを入力し、その結果としてタイヤがどう動くのかを観察しました。初めてタイヤが動くと、その音と共に子供たちからは歓声が上がり、教室は活気に満ちました。その後は、どのように動かすコードを書けばよいかを自分たちで考える過程がありました。

子供たちは、頭の中で描いた動きと実際の動きが異なるたびに、コードを見直し、考えを再構築しました。この試行錯誤を通じて、プログラムをシンプルにすることが面白さであることに気づく子もいました。授業の振り返りでは、シンプルなコードで動きを実現できる点に驚く様子が印象的でした。

将来的には、ロボットの腕を動かすことにも挑戦する予定です。この授業の後、授業者はプログラミング教育の進展に向けて、ソビーゴロボットを通じた実践を評価しつつ、来年度以降は生活に関連付けた内容への発展を考えています。子供たちの中には、プログラミングを外国語のように感じている者や、数学の問題のように異なる結果が出ることにワクワクする者もいました。

さらに、授業を受けた子供たちからは「プログラミングは人間の言葉をコンピュータ語にするようで面白かった」という意見や、「算数の式のように、答えは同じでもプロセスが違うのが楽しい」という感想も寄せられました。教育スタッフは、初めてロボットに触れる子供たちの様子に感銘を受けており、協力して一体となって動作を達成できたことを高く評価しています。今後もプログラミング教育を進め、生活に役立つ内容に繋げていくことを期待しています。

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