ソーシャルアントレプレナーズアソシエーションが設立
近年、社会貢献活動がビジネス界において注目を集めています。その背景には、2015年の国連フォーラムで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)や、ポスト資本主義の概念があります。これらの影響を受けて、世界中でソーシャルビジネスが広がりつつありますが、日本では人口減少や高齢化、借金の増加といった社会問題が深刻化しており、社会課題に直面することが求められています。
そのような中、一般社団法人ソーシャルアントレプレナーズアソシエーションが設立され、社会起業家を支援するための活動が始まります。この組織のミッションは、影響力のあるソーシャルビジネスの創出と、起業家の育成です。特に、起業へのハードルを下げ、起業家精神を醸成し、起業の成功率を上げるための支援体制を整えることに力を注ぎます。
活動内容
起業家によるメンタリング
ソーシャルアントレプレナーズアソシエーションでは、経験豊富な起業家がメンターとして新たな起業家を支援します。社会起業の経験を持つメンター陣は、実践的なアドバイスや精神的な支えを提供し、必要な経営資源やネットワークを紹介します。特に、起業家同士のコラボレーションやプロジェクト提携を促進することが重要と考えています。
メンター陣
- - 進藤 均(株式会社ゼネラルパートナーズ代表)
- - 荻原 国啓(ゼロトゥワン株式会社代表)
- - 松本 淳(一般社団法人アースメディア代表)
- - 竹村 詠美(Peatix共同創設者)
- - 諸藤 周平(株式会社エス・エム・エス創業者)
SEED投資を中心とした資金支援
この団体では、起業に必要なリソースを提供し、創業の際の体制作りを支援します。SEED投資や融資を通じて、社会的優先課題にマッチしたテーマでの投資を行います。対象分野としては、医療・健康、教育、ダイバシティ、ジェンダーなどが見込まれています。
社会起業家コミュニティの形成
最後に、ソーシャルアントレプレナーズアソシエーションは、社会起業家による相互支援のネットワークを作ります。このコミュニティでは、ビジョンを共有する仲間が協力し合い、それぞれのプロジェクトを推進することが目指されます。社会起業を志す人々が共に成長し、挑戦し続けるエコシステムの形成が期待されています。
終わりに
当団体の活動は、多くのソーシャルビジネスの創出を促し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。今後、ますます多様な社会的インパクトを持つビジネスが生まれることを期待しています。興味がある方は、ぜひ公式サイト(
social-ea.org)を訪れ、詳細を確認してください。