株式会社アイ・オー・データ機器は、法人向けのネットワーク接続ストレージ(NAS)「HDL2-HBシリーズ」のバックアップドライブが付属したモデルを、8月の初めから販売開始することを発表しました。この新しいラインアップは、故障、誤操作、そしてサイバー攻撃という多様なデータの脅威に備えた3層防御を提供することを目的としています。
「HDL2-HBシリーズ」は、データの保存と共有のために必要な2つのドライブに加えて、バックアップ専用の拡張スロットを完備しており、最大で3つのドライブを搭載可能です。これにより、企業のデータを一元管理し、必要に応じたバックアップも容易に行える設計となっています。
今回新たに追加されたバックアップドライブ付きモデルは、導入直後からバックアップの運用を開始できるよう配慮されています。このバックアップ用ドライブは、論理的にオフライン設定されており、ネットワークからのアクセスができないため、ランサムウェアなどのサイバー攻撃によって暗号化されるリスクからバックアップデータを強力に守ります。
さらに「HDL2-HBシリーズ」は、ドライブの故障や操作ミスといったリスクに備えるため、同社独自の冗長化技術である「RAIDeX」と、世代管理が可能な差分バックアップ機能を装備しています。この「RAIDeX」技術は、10年以上にわたり提供されており、データ消失事故ゼロの実績を持っています。万一の事態が発生した際にも、データの確実な復旧を支援する体制が整っています。
HDL2-HBシリーズの主な特長
1.
冗長化技術「RAIDeX」を採用しています。
2.
データの保存、共有、バックアップを一台で実現します。
3. サイバー攻撃からバックアップデータを守るための
オフライン設定をしています。
4. データ容量を抑えつつ
バックアップの世代管理が可能です。
5. 設定情報への不正アクセスを防ぐ
複数のログイン認証機能が搭載されています。
具体的な製品情報
新モデルの型番、容量、価格は以下の通りです。
- - HDL2-HB02/02: 2TB(バックアップ専用容量2TB)
- 価格: ¥206,800(税抜¥188,000)
- 出荷時期: 8月上旬
- - HDL2-HB04/04: 4TB(バックアップ専用容量4TB)
- 価格: ¥272,800(税抜¥248,000)
- 出荷時期: 8月上旬
- - HDL2-HB08/08: 8TB(バックアップ専用容量8TB)
- 価格: ¥368,280(税抜¥334,800)
- 出荷時期: 8月上旬
これらの新モデルは、データの安全な管理を求める法人ユーザーにとって、有力な選択肢となるでしょう。特にデータセキュリティが重要視される現代において、アイ・オー・データが提供するこの製品の価値は非常に高いと言えます。