スマートシティとリビングをテーマにした新たな試み
11月24日、大阪において新たに始まる「Startupbootcamp Scale Osaka」第2期プログラムが、スマートシティとリビングに関連する海外のスタートアップ企業10社を選抜しました。このプログラムは、世界の有望なスタートアップを対象に、日本市場での成長を促進するために設立されたもので、今回の参加者は、モビリティや観光、ヘルス&ウェルビーイングといった多岐にわたる業界から選ばれました。
プログラムは約3か月間にわたる協業期間の後、2021年の2月26日に行われる「Demo Day」にてスタートアップ各社の成果が発表されます。
応募者数が550件に達した理由
第1期はリモートによる公開発表が行われ、その成功を受けて、第2期はより多くの注目を集めました。実際、550件を超える応募があり、多様なスタートアップが参加を希望しました。これは、スマートシティやリビングというテーマが、多くの企業や投資家の関心を引き、その可能性を感じさせたからでしょう。
最終選考の経緯
選考は10月28日から30日の期間にリモートで行われ、20社が最終選考に進出。74人のメンターや企業パートナーによる厳正な審査の結果、最終的に10社が選ばれました。参加するスタートアップは、以下の通りです:
- - Anagog LTD (イスラエル): プライバシーコントロールを活用したAIスマートフォン技術
- - Blacksquared GmbH / Changers.com (ドイツ): 環境に優しい活動を促すスマートフォンアプリ
- - Djinn Sensor (イギリス): 室内環境の健康管理システム
- - Edisn.ai (アメリカ): ファンエンゲージメントを強化するAIプラットフォーム
- - Kiana (アメリカ): リアルタイムのコンタクトトレースシステム
- - Off-Blocks Ltd (イギリス): ブロックチェーンを用いた取引プラットフォーム
- - Questo (ルーマニア): ゲーム化されたセルフガイドツアー
- - Sarafan Technology Inc (アメリカ): ストリーミングサービスのAI強化
- - Save a Crust (シンガポール): 食品ロスを防ぐAI技術
- - WeSpire (アメリカ): 社会的行動を促進する企業向けプラットフォーム
選ばれたスタートアップは、さまざまな技術やサービスを通じて、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
コメント
Startupbootcamp Scale OsakaとRainmaking Innovation Japanの最高経営責任者ジョシュア・フラネリー氏は、プログラムの応募者数の急増に驚きを示し、さまざまな企業が参加したことに満足感を表しています。「約110億円や90億円規模の資金調達を完了した企業も多数あり、社会的にもビジネス的にもインパクトを生み出すことを目指しています。」とのこと。
大阪のスマートシティの未来
「Startupbootcamp Scale Osaka」は、大阪地域がスマートシティとしての変革を成し遂げるための貴重な機会を提供します。地域社会の発展とともに、参加するスタートアップ企業にとっても新たな市場開拓の道が開かれることでしょう。今後の展開から目が離せません。
連絡先
プログラムや参加スタートアップの詳細、またはパートナー企業については、以下のリンクをご覧ください。
Startupbootcamp Scale Osaka
メール:
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