生物工学会大会
2025-08-26 13:16:20

日本生物工学会 第77回大会で産学アライアンスシンポジウム開催決定

日本生物工学会 第77回大会における産学アライアンスシンポジウム



2025年9月、広島工業大学五日市キャンパスにて、公益社団法人日本生物工学会が主催する第77回日本生物工学会大会が開催されます。この大会では、産学連携をテーマにしたシンポジウムや交流会が企画され、バイオサイエンスの分野において革新的な技術の展開を目指します。

背景


日本のバイオテクノロジー技術は、20世紀末に登場したDNAシークエンサーによって国際的に認知され、その後も発酵技術などの面で世界に先駆けて進展を遂げてきました。しかし、最近では、小さな研究所や海外企業から新しい技術が次々と登場し、国内の研究機関は取り残される危機感が漂っています。この現状を打破するためにも、産業界と研究者との連携が求められているのです。

シンポジウムの概要


大会の一環として行われる産学連携シンポジウムでは、最新のバイオテクノロジーに関連した技術革新について議論が交わされます。主な発表内容は以下の通りです:
1. DX推進向けたメタボローム分析技術の開発 - 九州大学の馬場教授がメタボローム分析技術の最新情報を提供します。
2. ライフサイエンスのための最新クライオFIB技術 - 日本電子の河野氏が、凍結生体試料の高精度処理について発表。
3. ユーザーコミュニティーによるデータ共有 - 大阪大学の松田教授が、メタボロームデータの利活用に焦点を当てた取り組みを報告。
4. 自動分析装置を用いた酵素分析の自動化 - サーモフィッシャーサイエンティフィックの佐藤氏が最新技術を紹介します。

ネットワーキング会


シンポジウムの後、同日17:00からは「JAIMA/日本生物工学会共働ピッチ・ネットワーキング」が行われます。これにより、参加者同士がアイデアを交換し、協力関係を築くための貴重な機会となるでしょう。特に若手研究者にとっては、先輩研究者と直接話す絶好のチャンスです。

JASIS2025との連携


さらに大会の前週、幕張メッセにて開催されるJASIS2025のトピックスセミナーでも、日本生物工学会が重要なセミナーを提供。ここでも先端技術や研究が紹介され、参加者は幅広い知識を得ることができます。

まとめ


第77回日本生物工学会大会は、産学連携を通じてバイオサイエンスの発展を目指す重要なプラットフォームと言えます。研究者や企業が協力し合い、未来の技術革新が日本から生まれることを期待しています。参加される皆様にとって、有意義な交流の場となることを願っています。

会社情報

会社名
一般社団法人 日本分析機器工業会、一般社団法人 日本科学機器協会、公益社団法人 日本生物工学会
住所
電話番号

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