ロンドンを本拠地とするコンシューマー・テクノロジー・ブランド「Nothing」が、2024年11月25日に東京・原宿で「Phone (2a) Community Edition」のポップアップイベントを開催しました。このイベントでは、数量限定で発売された「Phone (2a) Community Edition」が販売され、ハードウェアデザインを手がけたアストリッド・ヴァンミュイーズ氏と赤崎健太氏も参加し、そのデザインに込められた思いや開発の背景について語りました。
イベントはNothingのマーケティングディレクターである佐藤俊樹氏の挨拶からスタート。アストリッド・ヴァンミュイーズ氏は、「デザインした製品を初めて目にする人々の反応を見ることは、デザイナー冥利に尽きる瞬間です」と述べ、ファンと直接触れ合うことの喜びを強調しました。さらに赤崎健太氏は、「コンセプトに基づいたデザインが日本からのインスパイアを受けている」とし、特に日本の文化や自然とのつながりを意識したことを明かしました。
このポップアップイベントでは、開場前から100名以上のNothingファンが行列を作り、店舗が開くと同時に「Phone (2a) Community Edition」は即完売しました。さらに、会場内では背面が幻想的に輝く「Phone (2a) Community Edition」の実体験を楽しむことができる演出が施され、来場者を魅了しました。2時間にわたるイベント中、会場は常に賑わいを見せました。また、新たに発表されたNothing Apparel Drop 2も限定先行販売され、多くの注目を集めました。
デザイナーたちのコメント
アストリッド・ヴァンミュイーズ氏は、「当初は緑の背景でデザインを提出しましたが、最終的には白の背景が採用されました。これにより世間の反応を心配していましたが、ファンの姿を見て安心しました。この製品は写真や動画を通じて楽しむことができるので、ぜひ長く愛用してもらいたいです」と語りました。
赤崎健太氏は、「背面の朱色は日本の文化に深く根差しており、光を祝福する意味を込めています。ホタルは光でコミュニケーションを取る生き物であり、私たちのデザインとフィットする要素です。この製品が多くの人に使われ、暗闇で光が動く姿を見ることができたら、とても面白いと思います」と続けました。
イベントの人気を受けて、Nothingはブラックフライデーを開催
今回のイベントの成功を受け、Nothingは2024年11月27日から12月6日までの期間中にブラックフライデーを実施します。人気のワイヤレスイヤホン「Ear」、 「Ear (a)」、Buds Pro 2などを最大25%オフで提供予定です。また、Amazonにおいても特別価格で販売される運びです。
Nothingは2020年に設立され、革新的なデザインとユーザーインターフェースでテクノロジーの新たな楽しみ方を提供してきました。「Phone (2a) Community Edition」は、ユーザーと企業が共に形作る新たなビジネスのかたちを示す取組みとして注目されています。