司法書士業界に革新をもたらす「しほうサイン」
電子署名は、新時代のビジネスに不可欠なツールです。特に、日本司法書士会連合会に登録されている約23,000人の司法書士向けに開発された「当事者型電子署名システム:しほうサイン」は、その効果的な活用を促進しています。これは、司法書士が依頼者から必要な書類に対してマイナンバーカードや商業登記の電子証明書を使用して、迅速かつ安全に電子署名を行うことを可能にします。
システムの特徴とは?
「しほうサイン」の主な機能は、電子メールを通じて司法書士が依頼者や関係者に電子署名を依頼できることです。一度の設定で複数の関係者に署名を依頼することができるため、所有権移転登記委任状や遺産分割協議書といった複雑な手続きを大幅に効率化します。特に、メールでのリレー形式で署名依頼が送信されるため、非常にスムーズな流れが実現されます。
セキュリティと法的信頼性
このシステムは「日司連公的個人認証有効性確認システム」とも連携して運用されており、電子署名の信頼性を保証します。これにより、司法書士は依頼者の電子証明書の有効性を確認でき、安心して業務を遂行することができます。今後も、日本司法書士会連合会との協力を強化し、さらなるシステム開発とサポートを行う計画です。
クラウド型電子契約サービスGreat Sign
加えて、株式会社TREASURYが提供する「Great Sign」は、紙と印鑑による煩雑な契約プロセスを代替するクラウド型の電子契約サービスです。オンライン上で契約を締結し、契約書の保管をデジタル化することで、業務の効率化につながります。法的にも認められたサービスであり、国税庁公認の認証制度も取得済みです。
オンライン本人確認サービスGreat eKYC
さらに、金融取引や登記業務などで要求される本人確認をオンラインで行う「Great eKYC」も提供しています。運転免許証や在留カードなどの書類を使い、高いセキュリティで本人確認を実施します。
株式会社TREASURYの展望
株式会社TREASURYは、専門的なITシステムコンサルティングを通じて国の士業事務所との連携を強化しています。テクノロジー業界に特化したDX(デジタルトランスフォーメーション)コンサルティングや、今後のAIやブロックチェーンなどの先進技術の開発にも取り組み、業界のさらなる効率化と信頼性向上を目指しています。
各種の新サービスを駆使して、電子契約やオンライン本人確認の導入拡大に貢献することを目指し、これからも挑戦を続けていくことでしょう。