飲食業界の売上動向とキャッシュレス化の進展
ポスタス株式会社は、クラウド型モバイルPOSレジ「POS+(ポスタス)」を通じて、2025年2月の飲食店売上動向に関するデータを発表しました。この調査は飲食業界の現状を理解する上で重要な情報です。以下に、前年同月のデータとともに、さまざまな統計値を詳しく見ていきます。
売上動向の概要
2025年2月の飲食店売上は前年対比91.7%となり、前月に比べて5.0ポイントの増加が見られました。しかし、依然として前年同月比での減少を示しています。特に注目すべきは、エリア別の売上推移で、地方平均は92.5%という結果が出ており、北海道地方の売上は特に高い97.9%に達しました。
キャッシュレス決済の進展
最近では、全国のキャッシュレス決済比率が51.7%に達しました。これは前月から1.4ポイントの増加です。また、業態別に見ると、すべての業種でキャッシュレスの比率が35%を超え、持ち帰り業態では15.0%と最も高い数字が出ています。特に、サラダ店でのコード決済比率は20%を超え、キャッシュレス決済が浸透していることを示しています。
地域別の売上採取データ
エリアの分析では、関東地方が59.8%と最も高いキャッシュレス決済比率を持ち、その他の地域でも徐々にキャッシュレス化が進んでいる様子が伺えます。また、エリア別に見ても北海道が高水準を維持しており、飲食業界の変化が地域ごとに異なることが浮き彫りになっています。
業態別売上動向
2月度の業態別売上を見ると、居酒屋がディナータイムにおいて最も高い売上割合を記録し、その次に専門料理が続く結果となっています。ランチタイムでは軽食がトップになっており、営業スタイルやメニューによっても売上が大きく異なる様子が分かります。
キャッシュレス決済の内訳
具体的な決済手段に目を向けると、クレジットカードが78.0%で最も多く、次にコード決済が16.0%となっています。業態別では専門料理が最もキャッシュレス決済利用が多く、全体の50.6%を占めています。
まとめ
ポスタス株式会社が発表したデータは、飲食業界が現在どのような状況にあるかを示す貴重な情報です。キャッシュレス化の進展や地域ごとの売上動向を把握することで、今後の業界の動きを予測するための指標となります。ポスタスは今後も飲食店を取り巻く環境変化に対する情報を発信し、支援策を提案することで“おもてなしのお手伝い”の理念を実現していくことでしょう。