東名阪エリアのマンション価格上昇現象
最近の不動産市場において、特に注目を集めているトピックが新築マンションの価格上昇です。東京都心部や大阪の中心地で、竣工からわずか1年で価格が倍増するケースも多く報告されています。これは「青田売り」と呼ばれる、まだ売れたマンションが完成していない状態から販売されるスタイルが主流であることに起因しています。
分譲マンションの急騰
株式会社マーキュリーが発表した最新リサーチによると、2024年竣工の新築分譲マンションの中で、2025年の流通時における価格上昇率のランキングが明らかにされました。特に上位に位置するのは、以下の3つの物件です。
1.
ワールドタワーレジデンス: +102%(約2.02倍)
2.
ザ・パークハウスグラン三番町26: +91.6%(約1.92倍)
3.
ブリリアタワー堂島: +87.9%(約1.88倍)
このランキングに名を連ねたタワーマンションは、竣工から約1年で新築時の価格が倍増するという驚異的な成長を遂げています。タワーマンションはその高層からの眺望や共用施設の充実性が大きな魅力であり、人気の要因でもあります。さらに、一般的なマンションに比べて、分譲が開始される時期が古く安価だったことが影響していると考えられています。
タワーマンションの優位性
興味深いのは、今回のランキングにおいて、およそ75%の物件が20階建て以上のタワーマンションである点です。都心部の価値が高い物件が多く、他にもさまざまなエリアで高騰が見られます。こうした背景には、タワーマンションが持つ資産性の高さがあるといえるでしょう。
郊外エリアにも上昇の兆し
興味深いことに、郊外エリアでもマンション価格の上昇が見られます。例えば、宇都宮市や水戸市、高崎市に位置する物件が中古市場で価格が上昇しています。これらは都心からもアクセスが良いターミナル駅近くの物件です。今後もこうした物件が注目を集める可能性が高いでしょう。
価格上昇が拡がる地域
調査の結果、価格上昇エリアの範囲が都心部に限らず、周辺地域や郊外にまで及んでいることが証明されました。また、新しく分譲されるマンションの価格に下降の傾向は見えず、今後も多くの物件が引き続き価格上昇を見込んでいるとされます。
例えば、都心のタワーマンションだけでなく、周辺地域での高騰が加速することが予想されています。これには、需要の高まりだけでなく、供給も不足していることが関係していると考えられます。
結論
株式会社マーキュリーは、1991年から不動産解析を行い、テクノロジーとビッグデータを活用してきた企業です。今後も不動産に関連する企業や顧客に向け、進化したマーケティングプラットフォームの提供を目指していきます。市場の変化を敏感に捉え、より良いサービス提供に努めていくことで、顧客満足の向上を目指します。
会社概要
- - 会社名: 株式会社マーキュリー
- - 所在地: 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル42階
- - URL: https://mcury.jp/
- - 設立: 1991年5月
- - 代表取締役: 陣 隆浩
現状の不動産市場は変化の真っ只中にあり、購入を検討している方々にとって重要な情報が多くあります。今後も注視していきましょう。