博報堂グループの挑戦
2025-03-04 14:27:53

博報堂グループ、言語処理学会での最新技術と研究を披露

博報堂DYホールディングス(以下、博報堂DYホールディングス)と博報堂テクノロジーズ(以下、博報堂テクノロジーズ)は、2025年3月10日から14日まで長崎で開催される言語処理学会第31回年次大会(NLP2025)にプラチナスポンサーとして協賛することを発表しました。彼らは現地でのスポンサーブースの設置や研究発表を行い、さらに発表論文に対するスポンサー賞の授与も実施する予定です。

言語処理学会は日本国内における自然言語処理の研究発表および国際的な交流の場として、1994年に設立され、年次大会は毎年開催されています。昨年は第30回大会が開催され、2121名以上の参加者が集まり、発表された論文数は559件に達しました。これは、自然言語処理分野における国内最大の研究発表の場としての役割を果たしています。

博報堂DYホールディングスと博報堂テクノロジーズは、AI分野における最先端の研究を進めるために、「Human-Centered AI Institute」を設立しました。これは、「人間中心のAI」による社会貢献を目的としており、特に「人間の創造性の進化」を目指して日々研究開発に取り組んでいます。さらに、博報堂テクノロジーズは、広告業界向けにAI技術のプロダクト開発を進めており、生成AIを活用した新たなアプリケーションの開発を行っています。

今回のNLP2025においては、博報堂連携のもとで以下の研究発表が行われる予定です:

1. 【タイトル】抽象度が高いクエリによるアンケートデータの設問検索
【著者】田中稔也、熊谷雄介、藤井遼(博報堂DYホールディングス)
【概要】マーケターがあいまいな設問を検索しやすくする新たな手法を提案し、文埋め込み技術を用いた実験結果を報告します。

2. 【タイトル】Open Weight LLMs in Out-of-Distribution Setting: Search Ad Title Generation
【著者】Tolmachev Arseny、Foran Joseph、星野智紀、森川裕介(博報堂テクノロジーズ)
【概要】大規模言語モデル(LLM)の性能を広告タイトル生成において検証し、命令調整がもたらす効果を分析します。

3. 【タイトル】Loss as a Data Introspection Method: Looking into Japanese Advertising Text Generation
【著者】Joseph Foran、Arseny Tolmachev(博報堂テクノロジーズ)
【概要】日本語の広告文生成における学習損失の分布を分析し、モデルの特性と学習データの品質について考察を行います。

4. 【タイトル】大規模言語モデルは翻訳品質を制御できない
【著者】熊谷雄介、藤井遼(博報堂DYホールディングス)
【概要】翻訳の質を評価する新手法を提案し、実験による結果とその課題について詳しく述べます。

博報堂グループの専門家によるこのような研究発表は、ブレインストーミングや新しいアイデアを生み出す貴重な機会であり、日本国内の自然言語処理研究の未来を支える重要な一歩です。今後も、彼らはAI技術の研究開発を推進し、独自の視点からのアプローチでさらなる革新を目指すことが期待されます。

言語処理学会第31回年次大会(NLP2025)は、以下の詳細で開催されます:
  • - 日時:2025年3月10日(月)~3月14日(金)
  • - 会場:出島メッセ長崎
  • - 参加登録:公式ウェブサイトから登録が必要(有料)

公式サイトはこちら:NLP2025公式サイト


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会社情報

会社名
博報堂DYホールディングス
住所
東京都港区赤坂5-3-1赤坂Bizタワー
電話番号
03-6441-8111

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