PR TIMES、2025年度第2四半期決算の結果を発表し業績が急成長

PR TIMESが発表した2025年度第2四半期決算

2025年10月14日、株式会社PR TIMESが2025年度（2026年2月期）の第2四半期決算を発表しました。同社は、プレスリリース配信サービスを中心に多角化を進めています。2025年の決算は示された通り、売上高と営業利益がともに前年同期比で急成長し、業界内で注目を集めています。

業績の詳細

2025年度第2四半期の業績は、売上高が前年同期比20.5％増の46億7400万円、営業利益は112.8％増の10億800万円と、いずれも過去最高を更新しました。四半期営業利益が初めて10億円を超えたことも注目されています。この傾向は今後も続く可能性が高く、将来的な成長の兆しといえるでしょう。

さらに、売上高成長率が6四半期ぶりに20％を超える一方で、営業利益率は15四半期ぶりに40％を超えるという数字も発表されました。このような成長を持続するために、同社は今後も先行投資を進めていく方針です。

上方修正された業績予想

PR TIMESは2025年度の通期業績予想を上方修正し、売上高は95億2200万円（前期比19.0％増）、営業利益は36億円（同91.8％増）と見込まれています。この修正によって配当予想も見直され、DOE2％以上の基準で13円60銭に改定されました。

上方修正した業績予想に対する進捗率は、前年を上回る勢いを保っており、かつ保守的な修正となっています。これまでの業績を受けて、同社はさらなる積極的な投資を行い、持続的な成長を目指しています。

サービスの成長動向

さらに、同社の提供するプレスリリース件数は前年同期比で19.1％増加し、116,736件に達しました。これは四半期として過去最高の成果となり、利用企業数も増加傾向にあります。特に、プレスリリースの配信メディア数は1万937媒体、メディアユーザー数は2万8475名に達し、その影響力を確実に高めています。

また、同社の提供するサービス「Jooto」と「Tayori」も高評価を得ており、「Jooto」では有料利用企業社数が前年同期比で若干の減少が見られるものの、平均利用単価は増加しています。「Tayori」に関しては、有料アカウント数が増えており、平均利用単価も上昇しています。これらの結果は、PR TIMESの事業セグメントの多様化を示すものです。

未来を見据えた成長戦略

PR TIMESは中期経営目標として「Milestone 2025」を掲げ、営業利益35億円を目指しています。さらに、上場から10年で営業利益が20倍に達する見通しを立てています。これにより、同社は社会的な影響力と企業価値を両立させながら成長を続けていく方針です。今後は2030年度の野心的な目標に向けても取り組んでいくことでしょう。