令和7年ゴールデンウィークの直轄国道交通状況を分析した結果
令和7年ゴールデンウィークの直轄国道混雑状況
国土交通省は、令和7年のゴールデンウィーク期間中の直轄国道に関する交通量データを分析し、その結果を発表しました。本記事では、全国の直轄国道の混雑具合をランキング形式で紹介し、観光地付近の交通量増加についても触れていきます。
直轄国道交通量ランキングTOP20
交通量データによると、最も多くの車両が通行した国道は神奈川県横浜市を通る国道16号で、日平均137,900台に達しました。これは前年と比較しても同数の交通量が記録されています。以下に、TOP5の国道とその交通量を示します。
1. 神奈川県横浜市:国道16号(保土ケ谷BP) - 137,900台/日(前年比100%)
2. 愛知県大府市:国道23号 - 109,300台/日(前年比102%)
3. 愛知県刈谷市:国道23号 - 95,800台/日(前年比102%)
4. 福岡県福岡市:国道3号 - 85,100台/日(前年比101%)
5. 兵庫県加古川市:国道2号 - 80,400台/日(前年比101%)
このように、大都市圏の国道は交通量が集中しており、全国的に見ても混雑が顕著です。
観光地周辺における交通量急増
また、観光需要が高まる中で、特定の観光地周辺の交通量も注目されており、平日からの増加割合が最も多い場所は静岡県富士宮市の国道139号でした。こちらは、平日比で204%の交通量(10,000台/日)に達しています。
以下は、観光地周辺における交通量の増加割合ランキングTOP5です。
1. 静岡県富士宮市:国道139号(富士山本宮浅間大社周辺) - 204%(10,000台/日)
2. 千葉県安房郡鋸南町:国道127号(鋸山周辺) - 198%(8,100台/日)
3. 北海道上川郡上川町:国道450号(層雲峡周辺) - 186%(9,400台/日)
4. 神奈川県小田原市:国道1号(箱根湯本、小田原城周辺) - 147%(20,000台/日)
5. 佐賀県伊万里市:国道497号(伊万里周辺) - 137%(14,600台/日)
これらのデータから、特に観光シーズンにおいては、訪問者が多い場所の周辺道路の混雑が懸念されます。
今後、国土交通省では、ETC2.0プローブデータを用いたさらに詳細な分析を行い、その結果を約一週間後に公表予定です。
まとめ
令和7年のゴールデンウィーク中、全国の直轄国道の交通量は前年並みの水準を維持し、特に主要都市や観光地周辺では混雑が顕著でした。事前の渋滞情報を確認し、スムーズな移動を心掛けることが重要です。