高知で高校生向けに開催される職業体験プログラムの魅力とは
ビジネスホテル「ドーミーイン」を訪れると、ただの宿泊施設ではない、職業体験の新たな場が広がっていることをご存じでしょうか。株式会社共立メンテナンスが、高知県立伊野商業高等学校の学生を対象に、2025年1月28日から31日までの4日間、特別な職業体験プログラムを実施することを発表しました。この取り組みは、学生たちの職業観を育む貴重な機会となることが期待されています。
職業体験プログラムとは
このプログラムは、2019年以来、中・高校生がホテル業界を理解し、そこで働く楽しさを実感できるよう設計されています。学生たちは、講演会や実地体験を通じて、客室チェックやフロント業務、さらには新商品の開発まで、多岐にわたる業務を体験します。参加者は、ホテル業界の基本を学びながら、将来のキャリアについて考える良い機会となります。
今回のプログラムは、高知県立伊野商業高等学校からの依頼に基づき決定しました。このような受け入れを通じて、学生たちの視野を広げ、日本の観光業に必要な人材育成に寄与することが目指されています。
実施内容
プログラムの目的は、実務を通じて必要な姿勢や知識を身につけ、進路選択についての理解を深めることです。実施日には、座学として業界の説明や各部署の役割についての講義があり、続いて実際の接客体験や施設管理の実務が行われます。特に、フロント受付対応やホテルマナーの学習は、現実の業務に直結した貴重な体験といえます。
また、参加学生からは「お客様に喜んでもらえるようなサービスを提供したい」という熱意の声が寄せられています。この経験を通じて、多くの学びを得て、今後の人生に役立てることが希望されているのです。
高知の魅力を再認識する機会
ドーミーイン高知の支配人、長谷川 弘昭氏は、「サービスを受ける側から提供する立場を経験することで、新たな気づきを得るはず」と述べています。社員と学生が共に学び合いながら、地元高知の良さを再認識する場にしたいとの想いがあるそうです。このプログラムは、単なる職業教育ではなく、地域の文化や価値観に触れる貴重なチャンスとも言えます。
今後の展望
共立メンテナンスは今後も「職業体験プログラム」を通じて、質の高い教育を提供し続け、学生たちの職業観を育成する活動を広めていく意向を示しています。これにより、社会で必要とされる人材の育成だけでなく、SDGsの理念にも沿った持続可能な社会の形成に寄与することを目指しています。
さらに、ドーミーインは国内外に95棟を超える宿泊施設を展開しており、参加者がこの経験を将来のキャリアに活かすための選択肢は実に多様です。ホテル業界の未来を担う人材を育てるこのような取り組みは、多くの学生に明るい希望を与えることでしょう。
この素晴らしい機会に参加することで、学生たちは一歩踏み出し、自らの将来を具体的に描いていく力を得られるかもしれません。大人たちの背中を見て、笑顔で成長していく若者たちに期待が高まります。