中高生が考える国際協力の支援のあり方とは?
近年、若者の社会的関心が高まり、国際協力に関連する活動も増えています。その中で、中高生が「支援」とは何かを考える対話イベントが開催されました。このイベントは、NPO法人Grow & Leapが手掛ける教育プログラム「My Story Project(MSP)」の一環として企画され、約15名の参加者が集まりました。年齢を超えた参加者たちが、「支援」というテーマを通じて活発な議論を繰り広げました。
支える側になりたい
このイベントを企画した高校1年生のあおいさんは、アメリカでの生活や帰国後の経験を通じて、多くの人から支えられてきたことを振り返り、「今度は自分が支える側になりたい」との思いを抱くようになりました。彼女の問いは「支える/支えられる関係とは何か」というもので、これに対してより深く考えるために国際協力のテーマを選びました。あおいさんの情熱が、このイベントの原動力となったのです。
世代を超えた対話の場
当日、集まったのは中高生だけでなく大学生や社会人も含まれており、幅広い年齢層の参加者が「支援」に関する様々な視点を持ち寄りました。
- - 「支えられた経験はあるか?」
- - 「あなたにとって支援とは何か?」
- - 「的確な支援は可能か?」
といった問いを中心に、参加者同士でグループディスカッションを行いました。多くの参加者が自身の経験を通じて「支援」を考え、例えば「支援とは、自分が受けてきた恩を次の人へ送る“恩送り”ではないか」などの意見が出されました。さらに、日常の中での小さな支え合いも「支援」の一部であるという考えが共有されました。
国際協力の現実を理解する
議論は国際協力の現場で直面するさまざまな課題についても広がりました。特に、支援物資が現地で役立たないことがある実例から、支援の難しさが取り上げられました。参加者たちは、相手の状況やニーズをきちんと理解することの重要性を強調し、「一方的に支援を与えるのではなく、現地の人と共に歩むことが大切」との意見が数多くありました。
多様なニーズに応じて、複数の選択肢を用意することも重要だとされ、参加者は支援のあり方について深く考える時間を持ちました。
“My Story Project”の学び
今回のイベントは、Grow & Leapの「My Story Project」の実践的な学びの成果です。中高生が自分の経験や価値観を振り返りつつ、自らがテーマを設定し、イベントを企画することがこのプロジェクトの核となっています。参加者は「参加者の視点に立つ機会が得られた」「行動することで新しい視点が開けた」と振り返り、自分の行動が周囲に変化をもたらす実感を味わいました。
多様なテーマでのイベント
MSPでは他にも多様なテーマでのイベントが企画されています。以下はその一部です:
- - 再生医療の可能性について考えるイベント
- - アフリカの教育課題についてのディスカッション
- - 科学をアートの視点で探るイベント
- - 地域のお菓子を発見するイベント
Grow & Leapは、今後も中高生が社会とつながり、自分の問いから行動する経験を積める機会を提供していく方針です。彼らの活動は、多様な視点からの課題提起や、その解決に向けた行動が、次世代のリーダー育成へとつながることを期待しています。
団体概要
特定非営利活動法人Grow & Leapは、中高生のキャリア支援を目的に活動しています。代表理事の倉田佳代子を中心に、若者たちが自分の経験をもとに社会に貢献する機会を創出しています。
URLやお問い合わせ先については以下の通りです。
取材に関しては、事務局の松隈快が対応いたします。ぜひご連絡ください。