秋山巌の木版画展「拝啓、山頭火さま」へようこそ
2024年の秋、東京の銀座にあるノエビア銀座ギャラリーにて、秋山巌の没後10年を記念した木版画展が行われます。この展示は、彼の作品と、影響を受けた自由律俳句の巨匠・種田山頭火への心のメッセージを結びつけた特別なイベントです。展覧会のタイトルにもある「拝啓、山頭火さま」は、秋山が山頭火に捧げる思いを詰め込んだ作品たちを一堂に見られる機会となるでしょう。
展覧会の詳細
展覧会は2024年9月2日から11月1日まで開催され、時間は午前9時から午後5時30分までとなっています。入場は無料で、誰でも気軽に訪れることができます。場所は東京都中央区銀座7丁目のノエビア銀座ビル1階に位置するギャラリーです。展示内容は、秋山巌が山頭火の俳句に触発されて制作した木版画を中心としており、それぞれの作品には彼の思いや感受性が込められています。
秋山巌と種田山頭火
秋山巌は1921年に生まれ、大分県竹田市で育ちました。彼は37歳の時に太平洋美術学校に入学し、その翌年には棟方志功のもとで学びました。秋山は日本板画院の会員となり、四大弟子展にも参加しました。日本板画院を退会した後、山頭火の句集『草木塔』に出会い、その詩の世界観に触発されて、彼の作品は次第に山頭火の俳句を基にしたものに変化していきました。
種田山頭火は1882年に山口県で生まれ、自由律俳句の先駆者であり旅と酒を愛した俳人です。彼の詩は多くの人々に感銘を与え、今なお語り継がれています。秋山巌は、山頭火の作品を通じて、自らの内面を探求し続けたのです。
展覧会の見どころ
「拝啓、山頭火さま」展では、秋山の木版画だけでなく、山頭火の俳句を感じるための要素が至る所に組み込まれています。作品には、秋山がどのように山頭火の俳句に心を奪われ、それを自身の表現に取り入れたのかが示されています。細部にわたる技法や色使いからは、彼の力強い情熱が感じられるでしょう。
また、会場では秋山巌の制作過程についての解説も用意される予定です。これにより、観客は彼の作品をより深く理解し、感じ取ることができるでしょう。木版画作品に込められた秋山の思いや、山頭火の詩の力を感じに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
お問い合わせ
展覧会やアクセスに関するお問合せは、ノエビア銀座ギャラリーまでお願いいたします。
TEL: 0120-401-001 (月~金 / 午前9時~午後5時)
この特別な木版画展「拝啓、山頭火さま」で、あなたも秋山巌の心の旅と山頭火の詩の世界に浸ってみてください。