名城大学の挑戦と未来を見据えたシンポジウム
名城大学は2025年10月30日、総合研究所の30周年を記念したシンポジウムを開催します。このシンポジウムは、大学の学際的な研究成果を振り返り、今後の研究の発展を目指す重要なイベントです。名城大学総合研究所は1994年に設立され、これまで多彩な研究者同士の交流を進めてきました。その成果を社会に還元することを目的として活動しています。
基調講演の注目ポイント
この特別なイベントでは、名城大学特任教授の佐川眞人氏が基調講演を行います。佐川教授は1982年、ネオジム、鉄、ホウ素を主成分とした新しい永久磁石「ネオジム磁石」を発明。その画期的な技術は、電気自動車、風力発電機、そして様々な家電製品に応用されており、性能を向上させるだけでなく、省エネにも貢献しています。教授の技術革新は国際的にも評価され、2024年には欧州発明家賞の非ヨーロッパ諸国部門で最優秀賞を受賞する予定です。
パネルディスカッションで語られる社会課題
基調講演の後には、3つの研究センターのリーダーが参加するパネルディスカッションが行われます。コーディネーターは名城大学総合研究所の所長である小髙猛司教授。パネリストには、佐川眞人教授をはじめ、光デバイス研究センター長の竹内哲也教授、メディカルAI研究センター長の寺本篤司教授、そしてサイケデリック薬物療法による革命的うつ病治療を進める衣斐大祐准教授が登壇します。
この討論では、各研究センターがどのように社会課題の解決に向けて取り組んでいるか、また研究現場のやりがいや課題、今後の展望について熱く議論が交わされます。この機会を通じて、大学の研究者たちが次世代のイノベーションに向けてどのような努力をしているのかを知る貴重な機会です。
イベント詳細と参加方法
シンポジウムは対面形式で開催され、定員は100名。参加希望者は事前に申し込む必要があります。詳しい参加方法は公式ウェブサイトに掲載されており、申込URLからエントリーが可能です。参加は無料で、どなたでも気軽に参加できる内容です。
名城大学の総合研究所は、多様な専門家が集まり、学際的な研究を進めている組織です。特には、青色LEDに基づく光デバイス研究センターやカーボンナノチューブにフォーカスしたナノマテリアル研究センター、次世代バッテリーマテリアル研究センターなど、革新的な研究が活発に行われています。災害科学や健康科学にもアプローチし、社会に貢献する研究も進めています。
名城大学が挑戦する未来のビジョンを、ぜひこの特別なシンポジウムでご体感ください。取材を希望されるメディア関係者は、指定のメールアドレスまでご連絡ください。新たなイノベーションのきっかけを作るこのシンポジウムに、ぜひお越しください。