心不全リスクを探る
2025-08-27 14:12:27

オムロン ヘルスケアが女性心不全リスクを探るシンポジウムを開催

オムロン ヘルスケアが心不全リスクをテーマにシンポジウム



2025年8月29日から9月1日まで、スペイン・マドリッドで開催される「欧州心臓病学会年次総会(ESC2025)」にオムロン ヘルスケア株式会社が協賛します。この学会は最新の循環器疾患研究や治療法が発表される重要なイベントです。さらに、オムロンは同日に「Unveiling the hidden threat: recognizing undiagnosed heart failure in women」(潜在リスクの解明:女性における未診断心不全の認識)というサテライトシンポジウムを開催し、未診断の心不全に関する認識を高める機会となります。

シンポジウムの意義



心血管疾患は女性の死亡原因として世界で最も多い病気です。しかし、多くの女性が症状を自覚しても、それを軽視してしまうことが少なくありません。例えば、オムロンが2023年に実施した調査では、30代から50代の女性900人のうち約50%が動悸や息切れを感じていたにもかかわらず、多くがそれを更年期障害と誤解し、医師の診察を受けていないことが判明しました。この事実は、心不全が見逃されるリスクの高さを示しています。

サテライトシンポジウムの講演内容



シンポジウムには国際的な専門家が登壇し、さまざまな視点から女性における心不全について議論します。具体的には、

1. 心血管医療における偏り:なぜ女性で心血管疾患が見逃されるのか(講演者:アルタ・シュッテ氏、オーストラリア)
2. 女性の心不全リスクと症状(講演者:エヴァ・ゲルツ氏、ノルウェー)
3. 心房細動の早期発見の重要性(講演者:レナーテ・B・シュナーベル氏、ドイツ)

このような先進的な研究が結集する場となることが期待されています。

オムロンの展示内容



加えて、オムロンのブースでは、心房細動を検知できる独自のアルゴリズム「Intellisense AFib」を搭載した血圧計や新しい上腕式血圧計シリーズが先行公開されます。これらの機器は脳梗塞のリスクを低減し、心疾患の術後管理や日常的なモニタリングに役立てることが期待されています。

医療従事者との連携



オムロンは循環器事業において「脳・心血管疾患の発症ゼロ(ゼロイベント)」を目指し、医療従事者や研究者と連携しながら家庭での健康管理の普及に努めています。今後も、信頼されるデバイスとサービスの提供を通じて、全ての人々の健康的な生活に貢献していきます。

最後に



オムロン ヘルスケアのサテライトシンポジウムは、女性の心不全リスクに光を当てる重要な機会です。心血管に関する最新の知見を共有し、未来の医療に貢献するこのイベントに是非ご注目ください。

詳細については公式ページをご覧ください:ESC2025サテライトシンポジウム


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会社情報

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オムロンヘルスケア
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