NICEとJTBの新たな連携
特定非営利活動法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)と株式会社JTBは、旅行記録アプリ「notabi(のたび)」を利用し、ボランティア活動の経験を共有する新しいプロジェクトを開始します。この取り組みは、ボランティアが活動を通じて発見した地域や人々の魅力を《旅の記録》として記録し、広く発信することを目的としています。地域活性化に寄与するだけでなく、国際的な理解と交流を深めることも期待されています。
取り組みの詳細
この連携により、ボランティア活動は写真や体験談とともに記録され、JTBの「notabi」のプラットフォームを通じて共有されます。国内の農山漁村や被災地での活動、さらには海外での環境保全や教育支援といった多様なボランティアのリアルな魅力が可視化されます。この取り組みは、参加者同士の学び合いや新たなボランティア未経験者に対する認知拡大を促し、持続可能な社会を築くための契機とします。
NICEの役割とビジョン
NICEは国連のCCIVSに加盟している唯一の日本団体であり、国際ボランティアネットワークNVDAの創設メンバーでもあります。今回の連携を通じて、国内外のボランティア活動を可視化し、地域の価値を再発見すると共に国際的な理解を深めることを目指しています。NICEは、実績に基づいたネットワークを活用し、ボランティア活動の重要性を再認識させるよう努めています。
国際ボランティア大賞2025の開催
さらに、NICEは毎年開催する「国際ボランティア大賞」を2025年に向け新たな「notabi部門」を設け、特に優れた体験記録を表彰します。これによりボランティア活動の社会的な価値を広げ、地域の魅力を共有する仕組みを整えることが期待されています。これまでのボランティア体験は、参加者の個人的な記憶にとどまることが多く、共有するためのメカニズムが不足していました。しかし、JTBとの協力により地域に眠る魅力を広め、新しい参加者とのつながりを促進します。
イベントの詳細
このプロジェクトを記念し、東日本大会(横浜)、中日本大会(名古屋)、西日本大会(大阪)、南日本大会(福岡)、全国決勝大会(横浜)を実施します。これらの大会は、ボランティア活動の優れた事例を集め、地域の魅力を再発見する場となります。詳細は
公式イベントページでご覧いただけます。
notabiとは
旅行記録アプリ「notabi」は、旅行やボランティア活動を通じて得た思い出を写真や位置情報と共に簡単に記録・共有できるツールです。ユーザーは、自分だけのアルバムを作成し、公開することにより他のユーザーとつながることが可能です。このようにして、ボランティア活動の体験は広がりを見せ、新たな参加を呼び込むことができます。
結び
この連携を通じて、NICEとJTBはボランティア活動がもたらす魅力と地域の可能性を広く伝えていきます。私たち一人ひとりができること、そして連携の力で未来を変えていく大きな一歩を踏み出すことがこの取り組みの目的です。ボランティアとしての第一歩を、ぜひあなたも踏み出してみませんか?