柏市でAI相談導入
2024-10-21 12:49:08

柏市で生成AIを使った学校の悩み相談モデル実証開始

柏市での生成AI活用による悩み相談モデルの実証実施



柏市教育委員会が、株式会社ZIAIと連携し、生成AIを駆使した児童生徒向けの悩み相談体制を導入することを発表しました。この取り組みは、いじめや不登校、児童虐待、ひきこもりといった問題を抱える子どもたちが気軽に悩みを相談できる環境を整えることを目的としています。

現在の背景と問題点



令和4年の日本におけるいじめの認知件数は過去最多の68万1948件に達しており、不登校や児童虐待も増加の一途を辿っています。特に不登校は、10年連続で増加しており、子どもたちが抱える悩みが増えていることが懸念されています。実際、調査によると、不登校に至った生徒のうち、相談しなかった生徒は小学生36%、中学生42%にのぼります。相談できる環境が整っていないため、多くの生徒が孤立し、悩みを抱え込みがちです。

また、スクールカウンセラーの配置は進んでいるものの、その多くは非常勤職員であり、相談に来られる時間は限られているのが現状です。教員の業務が多忙であるため、生徒の変化に気付き、適切な初期介入を行うのは難しい状況です。

新たな相談体制の導入



そのため、柏市では、生成AIを活用した「悩みチャット相談システム」の導入を決定しました。このシステムは、すでに全国の自治体で使用されており、100万人以上の市民に利用されています。これにより、生徒は24時間いつでもどこでも自分の悩みを相談できる環境が整えられます。

実施の詳細


このシステムは、小学5年生から中学3年生を対象に、2024年10月21日から12月27日までパイロット校で利用される予定です。悩みを吐露し、傾聴を通じたストレス緩和を促進するとともに、必要に応じて現場の教員やスクールカウンセラーに繋ぐことで、問題の早期発見と初期対応を行います。すでに高等学校での実証例では、このシステムを通じて不登校や自殺の予防に繋がったケースが報告されています。

企業のビジョン


この取り組みを進めるZIAIは、“カウンセリングの再発明”を提唱するヘルスケアAIスタートアップです。自殺対策を目的としたAI技術の研究開発を行っており、最先端の自然言語処理技術を活かした「傾聴AIアルゴリズム」を開発し、人々のメンタルヘルスに寄与することを目指しています。ZIAIは、すべての人が自身を愛せる社会の実現に向けて邁進しています。

この新たな取り組みが、柏市の子どもたちの心の健康を守る一助となることを期待したいですね。


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会社情報

会社名
株式会社ZIAI
住所
東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
電話番号
03-6895-0152

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