55年ぶりの不漁を乗り越えた斜里町漁師たちの祭り

斜里町の漁師たちが立ち上がる！鮭漁師祭りの魅力

近年、鮭の漁獲量が減少し続けている中、特に2025年は北海道を代表する斜里町でも、ここ55年で最悪の不漁の年となりました。この厳しい現状の中で、斜里町の漁業者が中心となり、「鮭、日本一のまち知床・斜里町」というテーマで第3回「鮭漁師祭り」が開催されることとなりました。祭りは2025年12月3日（水）、札幌駅前の地下歩行空間・チカホで行われます。

鮭の魅力を伝えるために

斜里町では、鮭やいくらの価格が高騰しているものの、漁獲量の減少に見舞われています。これにより、市場でも高い価格がつけられています。漁業者たちは、この厳しい状況に対抗するために、消費者と直接つながるイベントを通し、“鮭の本当のおいしさと価値”を伝えたいと考えています。また、この取り組みによって地元の食文化を守り、未来の世代へと引き継いでいくことを目指します。

無料鮭いくら丼の振る舞い

祭りでは、知床の鮭といくらを使用した「鮭いくら丼」を無料で提供します。丼は、12:00と17:00の2回、各50食限定で振る舞われます。整理券は1時間半前から配布されますので、早めの来場をお勧めします。脂ののった鮭とプチプチのいくらが楽しめる絶品の丼を、ぜひお楽しみください。

知床の海の恵みが一堂に

祭りには、斜里町を代表する7つの事業者が店舗を出展します。北洋共同漁業部の「来運サーモン」や「鮭ハラス」、豊慶漁業部の「桜鱒の開き」など、地元漁業者が手がけた逸品が並びます。また、知床のかわいらしいキャラクター「知床トコさん」も参加し、イベントを盛り上げます。様々な商品が販売される予定で、知床トコさんのオリジナルグッズも手に入れることができます。

販売商品一覧

- 北洋共同漁業部：骨抜き秋鮭の切り身、いくら醤油漬け、来運サーモン、知床昆布
- 豊慶漁業部：桜鱒の開き、ホッケスティック
- 斜里第一漁業協同組合：鮭の山漬け切り身、姿までの3種類
- 株式会社知床鮭鱒舎：鮭トバ、チップス、スティックなど
- 知床工房：きんき一夜干し、浜茹でたこ足刺身
- ヤマヤ知床北翔：げんげフライ、まふぐ唐揚げ
- 一般社団法人知床しゃり：知床トコさんグッズ、Tシャツ、てぬぐいなど

さらに、2,000円以上のお買い上げでステッカーのプレゼントもあります。合算はできませんが、500名限定なのでお早めにお求めください。

ふるさと納税の体験

今年から新たな試みとして、会場内に特設ブースを設け、斜里町へのふるさと納税をその場で体験できます。寄付金は鮭資源の回復や地域漁業の支援に使われます。寄付者には、その場で選んだ商品を返礼品として受け取ることができます。そして、寄付を行った方には限定の知床トコさん缶バッジをプレゼントします（先着30名）。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。