北陸半導体コンソーシアム
2025-07-31 14:37:20

北陸地域の半導体産業を育む新たなコンソーシアム設立

北陸半導体コンソーシアム設立フォーラムについて



8月4日、金沢工業大学にて「北陸半導体コンソーシアム」のキックオフイベントが開催されました。このコンソーシアムは、北陸地方の半導体関連企業、大学、高専、官公庁、そして自治体が一体となって、半導体領域の人材育成や研究開発の推進を目的に設立されました。

半導体産業の重要性


現代のデジタル社会において、半導体は様々な先端技術を支える基盤となっています。特に、AI、IoT、自動運転などの分野では、その存在が不可欠であり、国内外での半導体の需要は高まり続けています。このため、日本においても半導体産業の復活が急務とされています。

北陸地域は、パワー半導体の製造拠点として国内でも重要な位置を占めており、多くの関連企業が集まっています。さらに、地域には優れた人材を輩出する大学や高等専門学校も充実しており、これらの資源を結集することで、半導体関連産業のさらなる発展が期待されています。

設立フォーラムの詳細


「北陸半導体コンソーシアム設立フォーラム」には、金沢工業大学の学長をはじめとする各種関係者が集まり、講演やメンバー紹介が行われました。基調講演では、経済産業省の金指壽氏が「半導体・デジタル産業戦略」について講演し、続いて応用物理学会会長の木本恒暢氏が「Siおよびワイドギャップ半導体パワーデバイスの研究開発状況」についての話をされました。

産官学連携による新たな展望


今回のコンソーシアム設立により、北陸地域の各機関が持つ技術や知見が有機的に結びつき、強力なネットワークを形成することが期待されています。特に、パワー半導体や後工程に特化した活動を行い、地域内での人材育成にも注力する意向です。

また、全国の機関と積極的に連携し、パワー半導体に限らず幅広い半導体技術の発展を目指します。これにより、北陸が半導体産業の重要な拠点であり続けることを目指しています。

今後の期待


北陸半導体コンソーシアムの設立は、地域の経済の持続可能な発展に寄与するだけでなく、日本全体の半導体サプライチェーンの強化にも貢献するものと確信しています。企業や学術機関、自治体が一体となり、地元の人材を育成し、新たな技術革新を生み出す場として、コンソーシアムが果たす役割はますます重要になるでしょう。

コンソーシアムを通じて、北陸が半導体産業の中心地としてその地位を確立し、地域に活気をもたらすことを期待しています。


画像1

会社情報

会社名
金沢工業大学
住所
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。