2025年茨城教育サミットがついに開催!
全国で初めての試みとなる「シン・茨城教育サミット2025」が、2025年8月7日(木)〜8日(金)にわたって、つくば市を中心に開催されます。本イベントは、教育界の過酷な労働環境を背景に、教員の働き方改革と探究学習を同時に推進することを目指しています。
教育業界の課題を踏まえた取り組み
教員の時間外労働が月80時間を超え、「過労死ライン」とも称される状況が社会問題化しています。この問題に対処するため、一般社団法人森と未来の学校とアーストラベル水戸株式会社が共同で企画したのが、本サミットです。
昨年開催された「第1回いばらき教育サミット」と「先生のための充電セミナー」では、参加した教員の約7割が「再参加したい」との意向を示し、その満足度も4.67という高評価を得ていました。今回のイベントは「子どもたちに負けないくらい熱く学ぶ2日間!」をキャッチフレーズに掲げ、より深い学びの場へと進化しました。
イベントのプログラム
1. 最先端アントレプレナーシップ体験
初日のプログラムでは、つくば研究支援センター(TCI)での施設見学や、センシアテクノロジーやエンザイム・センサなどの最先端企業との交流を通じて、教員たちは実際の研究現場で未来の教育の可能性を体感します。これは、次代を担う教育者にとって、非常に貴重な経験となるでしょう。
2. 実践発表&働き方改革セミナー
同じく初日には、関東学院中学校高等学校や武蔵高等学校中学校、鎌倉学園の実績事例を紹介しつつ、二川佳祐先生による「今すぐできる!持続可能な真の働き方改革」セミナーが行われます。首都圏と茨城の教員たちの意見交換も予定されており、実際の取り組みに基づく具体的な方法が共有されます。
3. 茨城教育旅行プログラム体験ツアー
2日目には、笠間で行われる職場体験プログラム「シゴトリップ(特許申請中)」や、大洗での梅シロップ作り体験、シラス漁体験など、実際に生徒と訪れたくなるような魅力的なプログラムが企画されています。
教育の未来を見据えて
教育旅行実践報告者やセミナー講師は、権威のある教育機関から選ばれ、参加者にとって非常に価値のあるものとなります。特に、二川佳祐先生は、東京都公立小学校の現役教員であり、教育の現場に生きる貴重な視点を提供します。
参加方法と詳細情報
参加費は、2日間通し参加が10,000円、各1日の参加は5,000円から6,000円となっています。申し込みは先着順で、定員に限りがあるため、早期の手続きが推奨されます。申込期限は2025年7月31日です。
このイベントは、教育の未来を考える上での重要なステップです。教員たちが集い、共に学び合うことで、新しい価値観が生まれることでしょう。
一般社団法人森と未来の学校について
この団体は、2021年に設立され、茨城県の豊かな自然環境を活かした体験型の教育旅行や探究型学習のプログラムを企画しています。地域問題の解決にも貢献しながら、子どもたちが「本気の大人」と出会い、主体的に学ぶ力を育むことを目指しています。