ニーズウェルが2025年9月期通期決算を発表
金融業界向けの業務系システム開発やソリューション、特にAIに強みに持つ独立系SIerの株式会社ニーズウェルが、2025年9月期の通期決算を発表しました。これによると、着実な事業成長を遂げ、売上高が10,032百万円に達し、前年同期比で105.1%の増加を記録しました。
売上高が100億円を超える
特筆すべきは、売上高がついに100億円を超えたことです。この結果は、同社がプライム市場上場維持基準を満たしたことを意味しており、市場における信頼性と成長力を証明しています。営業利益は1,155百万円、経常利益は1,169百万円となり、前年同期比でそれぞれ97.5%と96.8%の実績を残しました。
成長を牽引する要因
この成長を支えた要因はいくつかありますが、特にAI関連のソリューションやITアウトソーシング業務の拡大が目立っています。ソリューションビジネスでは、AIソリューションやConcur連携ソリューションが好調で、前年同期比132.7%の成長を遂げました。このような新技術やサービスに対する需要が今後も続くことが期待されます。
また、自治体や文教向けの案件も増加しており、幅広い分野での需要を取り込んでいます。さらに、株主優待の影響を除いた営業利益と経常利益は前年同期比で約110%の増益を記録し、健全な経営状況を示しています。
不要な資本提携を解消し業務提携へ
同社はまた、提携企業2社との資本業務提携を解消し、業務提携に移行することを発表しました。これにより、流通株式比率も改善され、今後の成長に向けた基盤が整えられました。
今後の見通し
ニーズウェルは、今後もAIやマイグレーション、ITアウトソーシングに注力していく方針を示しており、さらなる成長が期待されています。決算短信や詳細な資料については、公式ウェブサイトで確認できます。
会社概要
株式会社ニーズウェルは、1986年に設立され、東京都千代田区に本社を構えています。ソフトウェアの開発や運用、保守に加え、ソリューション製品の開発・販売・運用・保守を行っています。注目の成長企業となるニーズウェルの動向から目が離せません。
詳細な決算情報については、
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