近年、インフラの老朽化や自然災害への備えが大きな課題として浮上しています。安全な生活環境の確保が求められる中、建設業界でもデジタル化(DX)が進行し、その技術革新が加速しています。この流れを受けて、2025年12月に開催される「JAPAN BUILD(ジャパンビルド)東京」は、国内外から最新の防災・安全・脱炭素に関連する技術を一同に集める大規模な展示会です。
デジタル技術が切り開く未来
「JAPAN BUILD」では、AI(人工知能)、ドローン、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)などの先端技術を活用した、革新的な製品やサービスが勢揃い。老朽化したインフラの維持管理や、建設現場の安全性向上を図るための最適なソリューションが紹介されます。たとえば、ドローンを使った迅速な点検や、VRによる施工精度向上、そして現場の安全を守るためのウェアラブルデバイスなど、実際の利用シーンを想像させる製品が展開されます。
展示会では、特に「防災・安全・脱炭素」を同時に実現する新しい「未来の現場」を観察することができる貴重な機会となっています。これにより、業界の最前線で何が必要とされているのか、何が可能なのかが一目でわかることでしょう。
注目技術を一部紹介
(株)ジャストが提供する広角展開式カメラと画像診断技術によるソフトウェアで、下水管の維持管理ニーズに対応。老朽化や陥没事故にも迅速に対応できる.
繊細な測定が可能なBiodata Bank(株)のウェアラブルデバイスは、熱中症のリスクを音や光、振動で警告する機能を備えており、現場での安全を脅かす要因を未然に防ぎます。
コマツカスタマーサポート(株)が展示する最新の電動ショベルは、排気ガスや音を出さずに環境に優しい作業が可能です。国土交通省の認定を受けており、GX(グリーントランスフォーメーション)を推進します。
(株)杉孝のVR技術による安全体験は、実際の足場を使用しての疑似体験を提供します。これにより、従業員の安全意識が一層向上することでしょう。
建設DXアワード 未来の施工を変える技術を見逃すな!
また、展示会では「建設DXアワード」が初開催され、43社がその技術を競い合います。12月12日には、これらの革新技術に対して最優秀賞が与えられ、その結果、約40社が建設業界の新たなスタンダードを築くことになるでしょう。これにより、AI施工管理やVR研修、ロボット施工が現実のものとなり、未来の建設現場がどう変わるのか期待が高まります。
終わりに
業界の最新動向や製品のデモンストレーションを通じて、取材を希望される方には事務局側でのスケジュール調整も可能です。ぜひこの機会を利用して、未来の建設業界を探求してください。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。