奄美初の本格バニラ栽培、夢の開花間近な瞬間を捉える
奄美大島で初となるバニラの花芽が確認され、開花が迫っています。非営利活動法人ZESDAが推進する「奄美プロジェクト」の支援を受け、合同会社AMAMIバリュープロデュースが運営するバニラ農園での出来事です。
1.奄美産バニラの挑戦
AMAMIバリュープロデュースは、2022年から奄美大島でバニラ栽培を始め、現在1,700本もの苗木を育てています。そして、2025年4月には初めて花芽が形成されたことが確認され、続いて5月までに約50株に花芽が出てきました。この成果は、奄美産バニラビーンズの生産への道を切り拓く大きな一歩となります。
もし生育が順調に進めば、開花は1〜2週間以内と予想され、その後受粉作業を実施し、12月頃にはバニラビーンズの収穫を予定しています。収穫後は特別な加工工程「キュアリング」を経て、2026年4〜5月頃に販売される見込みです。
2.新たなブランド『阿麻彌姑バニラ』の誕生
今回の花芽の確認に伴い、奄美産バニラの新ブランド名が『阿麻彌姑バニラ(AMAMIKO VANILLA)』に決まりました。この名前は、奄美大島の神話に登場する女神アマミコに由来しています。今後、阿麻彌姑バニラというブランドを通じて、奄美の自然や文化、農産業の魅力を国内外へ発信していくことを目指しています。
3.農業と観光をつなぐ試み
奄美大島でのバニラ栽培の様子は、SNSを通じて広がっています。さらに、観光農園ツアーも実施し、実際に生産の様子を見学できる機会を提供しています。花芽の確認を受けて、受粉体験や収穫体験などの特別プログラムも計画中です。
ツアーへの参加方法
ツアーに参加希望の方は、以下のリンクから申し込みフォームにアクセスしてください。
4.未来へのビジョン
AMAMIバリュープロデュースは、「新しい価値を創造する」という理念のもと、奄美におけるバニラ生産を確立し、全国と世界に届けることを目指しています。具体的には、
1. 奄美の新たな農業モデルの確立と地域経済の活性化
2. 安心・高品質な国産バニラの安定供給を通じた製菓・食品業界の発展
を掲げています。これにより、奄美の地域資源を最大限に活かし、農業の新しい可能性を追求していきます。
お問い合わせ
合同会社AMAMIバリュープロデュース
〒894-0503 鹿児島県奄美市笠利町和野1374
HPはこちら
Mail:
[email protected]
公式Instagram:@AMAMI_VANILABEANS_PROJECT
観光農園ツアーは随時受付中ですので、詳細は登録フォームをご確認ください。