生体信号解析コンテスト『NEDO Challenge』が開催
AI開発企業の株式会社SIGNATEが、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)主催の第3回『NEDO Challenge, Motion Decoding Using Biosignals』の公募を開始しました。このプログラムで、データサイエンスの力を活用して運動挙動を予測し、未来の技術革新に寄与することを目指しています。
プログラムの概要
本プログラムは、生体信号(脳波や筋電位など)を解析して、実際のスケートボードランプでのスケーターの動作を予測するコンテストです。この取り組みを通じて、脳と筋骨格系の連携に関する理解を深め、人型ロボットの動作生成研究へと進展を図ることが期待されています。これにより、将来的には実環境でのブレイン・マシンインターフェース(BMI)の実現が目指されています。
公募の詳細
生体信号を用いた今回の競技には、以下の2つのテーマが設定されています。
テーマ1:スケートボードトリック分類チャレンジ
スケーターの頭皮上から収集された生体信号をもとに、運動パターンを解読します。ポンピング運動やキックターンのいずれかの動作を分類することを目的としています。
テーマ2:スケートボーダー重心位置予測チャレンジ
下肢の皮膚表面から記録された生体信号を用いて、スケーターの運動状態を解析する挑戦です。重心データに基づいて、運動の速度を推定します。
懸賞金について
本コンテストでは、総額400万円の懸賞金が用意されています。1位には100万円、2位には50万円が贈られるほか、アイデアが優れている参加者には審査委員特別賞も授与されます。
応募の流れ
公募は2024年7月25日から10月28日まで行われ、受賞者は2024年12月に決定、懸賞金は翌年の3月に交付される予定です。応募方法は、SIGNATE専用サイトで詳細を確認できます。
誰でも参加可能
このプログラムは、データ駆動社会における新たな技術に対する挑戦です。生体信号に関する専門知識がなくても、幅広い参加を歓迎しています。データ解析に興味がある方は、この機会にぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
まとめ
『NEDO Challenge, Motion Decoding Using Biosignals』は、身体の動作解析を通じて技術革新を促進する重要なプログラムです。このコンテストが新たなアイデアや技術の発見につながることを期待しています。興味がある方はぜひエントリーしてください!
参考リンク