ジオテクノロジーズ株式会社(東京都文京区、代表取締役社長:八剱 洋一郎)は、一般社団法人LBMA Japanからロケーションプライバシーマーク(LPマーク)の認定を取得したことを発表しました。このLPマークは、位置情報データの適性な活用を促進するため設けられた制度であり、企業や団体がプライバシーに配慮した運営を行っていることを認証するものです。
LPマーク取得の背景には、ジオテクノロジーズが位置情報データの適正な活用を企業活動の中で最も重視していることがあります。特に、ポイ活アプリ「トリマ」を用いたサービスにおいては、1日あたり10億件を超える人流データを扱う業務を展開。これは業界で最大規模の運用となっており、その中でプライバシーの保護は欠かせない要素とされています。
ジオテクノロジーズは、これまでにも随時プライバシー保護対策を強化してきましたが、今回のLPマークの取得によって、第三者機関による信頼性の高い認証を得たことになります。同社は、これを機に、より多くのデータ利用シーンでの安心・安全なデータ活用を推進していく意向を示しています。
一般社団法人LBMA Japanの川島邦之代表理事は、ロケーションプライバシー制度がサービス利用者やBtoBビジネスにおいて重要な信頼性の確保に寄与するものであると強調しました。ジオテクノロジーズがこの制度を取得したことにより、さらなるイノベーションの創出が期待されています。
ジオテクノロジーズの八剱社長も、当社の技術が提供する人流データは、10秒前後という短い間隔でユーザーの位置情報を取得することで、地域特性や移動手段の行動パターンを分析するのに役立つとコメントしています。このきめ細かなデータ管理が適正であると確認されたことは、同社にとっても一つの大きな成果であると述べています。
1994年に設立されたジオテクノロジーズは、デジタル地図の提供を行っており、初期には地図ソフト「MapFan」を発売。その後、国内初のiモード地図やカーナビ向けデータ、法人向けの地図データを手がけてきました。また、近年ではAD/ADAS用地図やアプリ開発にも注力し、地域の人々の移動をリアルタイムで把握する能力を身につけています。
ジオテクノロジーズは、膨大なビッグデータと約30年間の地理空間データの蓄積を活用し、社会貢献に向けた「今この瞬間のインサイト」を提供することを目指しています。プライバシー保護の強化を行いながら、より快適で持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進める企業として、今後の動向が注目されます。