「ミライAI」が大田区での実証実験に採択されました
東京都中央区に本社を置く株式会社ソフツーが提供するAI電話自動応答サービス「ミライAI」が、東京都大田区の実証実験に選ばれました。この実証実験の目的は、職員の電話対応時間を80%以上削減することです。特に、AIオペレーターが電話窓口を無人化することで、業務の効率化を図ります。
実証実験の概要
本実証実験は、大田区の防災危機管理課が窓口となり、区民からの様々な問い合わせにミライAIが対応します。この仕組みでは、事前にインプットされた質問と回答に基づいて、AIが自然な会話で自動応答を行います。また、AIが対応できない複雑な問い合わせについては、瞬時に担当の職員へ転送される仕組みが整えられています。これにより、高い品質のサービスを維持しながら、職員の負担を減らすことを目指しています。
背景と必要性
大田区の防災危機管理課では、電話対応による職員の負担が増大しており、対応の品質が一定でないことが課題とされています。また、手動での記録作業も業務の効率を妨げる要因となっていました。このような背景から、AI活用による業務効率化が求められています。
ミライAIの機能
「ミライAI」は、AIによる自動応答はもちろん、通話内容を自動でテキスト化する機能も持っています。これにより、迅速かつ一貫性のある対応が可能となり、また、記録作業の自動化により職員のリソースを節約します。これらの機能は、電話業務における新しい標準を形作る可能性を指し示しています。
大田区での取り組みとSDGs
大田区では、令和5年度に内閣府から採択された「SDGs未来都市」として、羽田イノベーションシティを中心にした新たなテクノロジーやソリューションの実証実験を通じて地域課題の解決に取り組んでいます。この取り組みは、地域住民の生活の質(QOL)向上にも寄与することが期待されています。
ミライAIの長期的なビジョン
ソフツーの代表取締役であり、ミライAIの最高製品責任者である鍾勝雄氏は、「AIが電話の一次対応を受け持つことで、従業員がより創造的な仕事に集中できる環境を提供したい」と述べています。同社は本実証実験が成功することで、大田区の業務効率化に寄与し、将来的にはこのモデルを全国の自治体にも広げていきたいと考えています。それにより、オフィス業務全般に革命をもたらす取り組みを推進していく方針です。
会社概要
株式会社ソフツーは、「Voice for innovation」をスローガンに掲げ、音声通話ソリューションを中心に新たな価値を提供しています。クラウド型AI電話自動応答サービスなど、先進的な技術を駆使した様々なサービスを展開しています。
- - 会社名: 株式会社ソフツー
- - 代表者: 鍾 勝雄
- - 所在地: 東京都中央区築地1丁目13-14 NBF東銀座スクエア7F
- - 資本金: 20,000,000円
- - 公式サイト: ミライAI公式ページ