マーケティングの未来を切り開くlivepassの取り組み
2025年11月26日、27日に開催された招待制のマーケティングカンファレンス「Marketing Agenda 東京 2025」で、livepass株式会社が最新のデジタル接客ユースケースやその新たなプロダクト戦略を発表しました。livepassは、企業の顧客体験(CX)を向上させるために、パーソナライズテクノロジーを駆使しています。このカンファレンスでは、代表取締役CEOの中村旭宏氏が「パーソナライズテクノロジーによるCXの再定義」をテーマに講演を行いました。
livepassの新たなプロダクト戦略
今後、livepassは「livepass NEXT」という次世代プロダクト戦略を採用し、顧客一人ひとりに特化したデジタル接客の提供を進めていくことを発表しています。特に中村氏は、デジタル接客の新たな可能性を切り開くための具体的な事例として、NTTドコモや三菱UFJ銀行などの企業との連携事例を紹介しました。これにより、顧客との接点をより深く、より効果的にするためのアプローチが辛抱強く模索されています。
先進のデジタル接客技術
livepassが注目する主な技術の一つに、パーソナライズ動画ソリューション「livepass Catch」というプロダクトがあります。このソリューションは、特許技術によって顧客に適応した動画をリアルタイムで生成できることが特長です。さらに、インタラクティブ性を備えた動画は、顧客が直接触れたり、入力を行ったりできる形式となっており、まさに接客チャネルとしての新たな枠組みを持っています。
FAQマッチングソリューション
もう一つ注目すべきは、「livepass QA」というFAQマッチングソリューションです。このシステムでは、生成AIが曖昧な質問に対して追加質問を行い、ユーザーの意図を正確に把握することができます。2025年11月からはNTTドコモにて商用リリースが開始され、顧客の自己解決率を向上させるなど、問い合わせ対応の効率化に貢献することが期待されています。
未来の展望
livepassの今後は、これまで培ったパーソナライズ動画技術や生成AI、そして人間のナレッジを統合し、次世代デジタル接客ソリューションの拡張を図っていく見込みです。2026年度には、カスタマージャーニーに対応した「4つの接客チャネル」「1つの分析基盤」を提供し、顧客体験(CX)を本質的な接客として再定義することを目指しています。これによって、より人間に近いデジタル接客の統合基盤を構築することが狙いです。
結論
マーケティングの未来を担うlivepassの取り組みは、顧客体験の向上だけでなく、企業の効率化にも貢献するものです。そのパーソナライズ技術やデジタル接客の進化は、今後のマーケティングにおいて重要な役割を果たすことでしょう。ますます目が離せないライブパスの動向に注目したいところです。