着物リメイク日傘
2017-07-19 10:00:34
着物リメイク日傘『あきざくら』が伝える日本の文化と「Re」の精神
様々な文化を融合させる『あきざくら』の挑戦
日本の伝統文化は、その美しさや深みだけでなく、持続可能な生き方の知恵も秘めています。その一部を現代に生かしたのが、着物リサイクル日傘ブランド『あきざくら』です。2017年7月に誕生したこのブランドは、江戸時代にまで遡る「リ」の文化を基にしています。「リ」とは「再」を意味し、再利用や再生といった概念が日本人の生活に根付いていました。着物は何度も洗ったり仕立て直したりして使われ、最後には赤ちゃんのおしめや雑巾にまで成り下げられるなど、徹底的に利用されてきました。
この価値観を現在の社会にどう再現できるかが『あきざくら』の成り立ちです。『あきざくら』を通じて今一度「リ」の文化を再生し、無駄な資源使用を防ぎ、持続可能な社会を実現したいという願いがあります。私たちは、資源不足や貧困が解消されれば、戦争が必要なくなると信じています。こうした文化的な再生を通じて、世界中の人々が笑顔で暮らせる社会を目指しているのです。
ブランドの背景
シニアコンサルタントであり、講師としても活動する『あきざくら』のプロデューサー山村沙世子氏は、2012年に独立。その後、日本の豊かさに対する疑問を持ちながら、楽しさを引き出し、社会問題を解決する方法を探し始めました。日本の文化や伝統、歴史を深く掘り下げる中で「リサイクル、リユース、リメイク」に興味を持ち、持続可能なビジネスの創出を目指しました。その成果として、着物をリサイクルし独自デザインの日傘を作る『あきざくら』が誕生しました。
着物リメイク日傘のユニークな特徴
あきざくらでは、お客様が持参する着物を用いて、世界に一つだけの日傘を製作します。親や祖母の思い出が詰まった着物を日傘にリメイクすることで、思い出をいつでも身近に感じることができます。また、選択肢として『あきざくら』が収集した着物の中からも選ぶことができ、どの部分の柄を使用したいかなど、細かな相談も可能です。
この製品は日本の傘職人による手作りであり、クオリティも保証されています。傘業界は現在、衰退が続いていますが、『あきざくら』の取り組みがこの業界の復活に貢献することを願っています。
特別な贈り物
『あきざくら』のリメイク日傘は、母娘間のプレゼントに最適です。タンスの肥やしとなった着物が再び生まれ変わり、思い出が新たに息づきます。また、日本文化に興味のある外国の友人へのギフトにもぴったりで、和柄の魅力を楽しんでもらえます。
追加情報
生地には撥水・撥油加工が施されているため、日傘として趣旨が強調されていますが、降雨時の使用はお控えいただくことを推奨しています。また、長時間の直射日光により色褪せる可能性があるため、使用後は陰干しを心がけてください。
「あきざくら」というブランド名の由来
ブランド名の「秋桜(コスモス)」には、調和の意味が込められています。この名前は、第一号の日傘がコスモス柄であったことから名付けられました。「リ」の文化を広め、心の調和を図るために『あきざくら』という名前が選ばれたのです。
利用プロセス
お客様の着物をリメイクする際の流れは以下の通りです:
1. 着物を郵送してください(送料は自己負担)
2. お打ち合わせ(希望する柄などをお聞きします)
3. 料金の振り込み
4. 製作スタート
5. クリーニングや撥水加工・UV加工(応相談)
6. 着物をほどいて、傘職人による加工
7. 検品
8. お届け(プレゼント包装も承ります)
料金
日傘の価格は1本あたり30,000円から(税抜き)となっています。
終わりに
『あきざくら』は、着物から生まれる特別な日傘を通じて、日本の伝統文化と「Re」の精神を世界に広めていきます。あなたもこの美しい文化の一端に触れてみませんか?
会社情報
- 会社名
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株式会社益喜家
- 住所
- 東京都新宿区矢来町118番石本ビル
- 電話番号
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