IT業界転職事情大調査！91人の経験者が語るリアルな理由と転職成功の秘訣

「IT業界は転職が多い」とよく耳にする方も多いのではないでしょうか？

実際に、複数回の転職を経験しているITエンジニアやクリエイターも少なくありません。

常に変化の激しいIT業界では、新しい技術を学び、スキルアップすることで、より良い待遇や仕事内容を求めて転職する人が後を絶ちません。

しかし、転職となると「どんな理由で転職する人が多いのか」「転職活動はどうすれば良いのか」など、気になることはたくさんありますよね。

そこで今回は、株式会社R&Gが実施した「IT業界の転職事情に関する意識調査」の結果をもとに、転職の理由から転職方法、転職先で重視する条件まで、詳しく解説していきます。

IT業界転職のリアル：91人の転職理由

今回の調査では、現在IT業界で働いている転職経験者91人に、転職理由をアンケートしました。

その結果、最も多かったのは「収入を上げたい」という理由でした。

以下、上位5つの理由とその理由を詳しく見ていきましょう。

1位：収入を上げたい

「給与面での不満」「収入の不安定さ」「市場価値に見合った報酬を得たい」など、収入に関する不満が転職の大きな理由となっていることがわかりました。

特に、下請け企業で働いている場合、待遇面が向上しにくく、スキルアップにつながらない状況に陥りがちなようです。

そのため、より良い待遇やスキルアップできる環境を求めて転職する人が多いようです。

2位：仕事内容を変えたい

「顧客と直接関わりたい」「自分のスキルを活かせる仕事がしたい」「マンネリ化した業務から脱却したい」など、現在の仕事内容に満足できない人が転職を検討しているようです。

システムエンジニアからプログラマーへ、あるいは特定の企業の下請け業務から幅広い業務に携われる仕事へなど、自分の希望する仕事内容を求めて転職するケースも見られます。

3位：人間関係が悪い

「上司との相性」「同僚とのトラブル」「社内の人間関係に疲れた」など、職場の人間関係に悩んでいる人も転職理由として挙がっています。

IT業界は「人間関係が希薄」と思われがちですが、顧客との折衝や部下のマネジメントなど、人と関わる機会も多い仕事もあります。

合わない人と長時間一緒に仕事をするのは、ストレスが溜まりやすく、パフォーマンスにも影響が出かねません。

4位：残業が多い

「ワークライフバランスを重視したい」「プライベートの時間も大切にしたい」という理由から、残業時間の多さによる転職も少なくありません。

人手不足の職場では、一人一人の業務負荷が重くなり、残業が増えがちです。

また、ピラミッド構造の下層に位置する会社では、厳しい納期設定による残業が発生しやすいため、転職を検討する人も多いようです。

5位：スキルアップしたい

「専門的な知識を深めたい」「新しい技術を学びたい」「マネジメント能力を伸ばしたい」など、スキルアップを目指して転職する人もいます。

IT業界では技術革新が常に進んでおり、新しい技術を習得することで、より高いレベルで活躍できるようになります。

しかし、現在の会社ではスキルアップの機会が少ないと感じたり、将来的なキャリアパスが見えないと感じたりする場合、転職を検討する人が多いようです。

IT業界転職の成功事例：転職エージェントの活用

IT業界での転職方法として最も多かったのは「転職エージェント」の利用でした。

転職エージェントは、IT業界に精通したアドバイザーが、求職者のスキルや希望条件に合った企業を紹介してくれるため、効率的に転職活動を進めることができます。

さらに、転職エージェントは、応募書類の添削や面接対策など、転職活動のサポートをしてくれるため、初めて転職する人でも安心して活動を進められます。