Shufoo!ビジトラが新機能を追加
TOPPANグループの株式会社ONE COMPATHが運営する電子チラシサービス「Shufoo!」は、レポーティングサービス「ビジットトラッキング」の名称を「Shufoo!ビジトラ」に変更し、広告効果を向上させるための新機能を追加しました。このアップデートにより、店舗運営に必要なデータ分析がさらに深化します。
追加された新機能について
新たに搭載された機能は、「ROASファネル」、「再来店分析」、「配信商圏分析」の3つ。これらの機能により、チラシ配信後の効果を可視化し、販促施策の改善に役立てることができるようになりました。
1. ROASファネル
この機能は、広告費用対効果であるROAS(Return On Advertising Spend)を詳細に分析するものです。利用者は「閲覧」「来店」「再来店」など顧客行動を段階別に確認でき、各指標の変動を把握することで、具体的な施策改善のヒントを得られます。たとえば、認知は広がっているが新規顧客の獲得が必要だというような視点をデータに基づいて持つことができます。
2. 再来店分析
Shufoo!で配信されたチラシを見た後に来店を継続しているユーザーの動向を可視化。このデータにより、短期的な数値変動に振り回されず、中長期的視点での効果測定が可能に。新規顧客獲得が求められる場面でも、既存顧客のフォローアップをどの程度行うべきか、明確なデータが支えとなります。
3. 配信商圏分析
チラシを配信する地域以外でも、再来店が期待できるエリアを特定できるのがこの機能の特徴です。地図を用いた可視化データにより、どの地区での集客が潜在的に可能かを見極め、効果的な施策を打てます。
Shufoo!の進化
Shufoo!は2001年にサービスを開始し、全国の小売業者に向けてチラシを提供してきました。長年の運営の中で、クライアントからはただの効果測定だけでなく、次の施策に役立つ分析結果を求める声が多く聞かれるようになりました。今回の機能追加は、その声に応える形で誕生したものです。
未来に向けた展望
「Shufoo!ビジトラ」は、今後もデジタルからリアルへとつながる店舗集客のデータ化を進めていく計画です。さらには、販促コンテンツをより詳しく分析するために、他の広告コンテンツも分析可能にする予定です。また、レシートを利用したマーケティング施策との連携も視野に入れ、顧客行動の追跡を強化していきます。
このように、Shufoo!は従来の電子チラシの媒体としての役割を超え、データとAIを駆使したマーケティングサービスへと進化していきます。これからも注目が必要です。