技能五輪の挑戦
2024-09-18 15:08:33

フランス・リヨンでの技能五輪 国際大会に挑んだ若き職人たちの成果

フランス・リヨンでの技能五輪 国際大会に挑んだ若き職人たちの成果



2023年9月、フランスのリヨンで開催された第47回技能五輪国際大会に、日本代表として参加した住友林業グループの若手職人たちが注目を集めました。彼らは、建築大工職種と左官職種の2部門で出場し、特に浦山正宇さんが建築大工職種で敢闘賞を受賞するなど、見事な成果を収めました。

出場した若手職人について



住友林業の100%子会社、住友林業ホームエンジニアリングに所属する浦山さんと山崎さん。浦山さんは、愛知県で行われた第61回技能五輪全国大会での優れた成績を経て、国際大会への出場を果たしました。浦山さんは、13人中7位という結果で敢闘賞を獲得し、その技術力と努力を国際的に示しました。

また、山崎さんは左官職種での出場資格を得たものの、国際大会は初めて。彼は13人中8位という成績でフィニッシュしました。これにより、左官職種の国際舞台でも日本の技術力を証明することとなり、大きな成果を上げたと言えます。

技能五輪国際大会とは



技能五輪国際大会は、世界中の青年技能者が集まり技能を競い合う場です。主に22歳以下の若者が対象で、一部の競技は25歳以下まで参加可能です。大会では、約1400人の技能士が参加し、59職種の分野でそのスキルを披露。参加国は70以上に及び、各国の職業訓練と技能者の交流を促進することを目的としています。

住友林業グループと技能教育



住友林業グループは、これまでも建築分野での技術者育成に力を入れてきました。特に、建築大工職種では過去5回の国際大会に出場し、銀賞や敢闘賞を受賞してきた実績があります。また、全国大会では23年間連続で入賞を果たすなど、日本国内においても高い評価を得ています。

さらに、住友林業は自社の企業内で「住友林業建築技術専門校」を設立し、高品質な技術者の育成を目指しています。1988年開校以来、1,557名以上が技能職訓練を修了し、同社や提携企業で技術を磨いています。この訓練校は、建築技術者に必要な知識と技能をバランスよく学べるカリキュラムを特色としています。

未来に向けての挑戦



住友林業グループは、職人不足や高齢化に直面する中、さらなる技能者の育成に力を入れています。新たに設けた女子寮の拡充や、2024年には男女合わせて100名程度を受け入れる方針も掲げています。また、訓練見学会などを通じて建築技術の魅力を伝え、優れた職人の育成に挑戦し続けています。

住友林業の若手職人たちが世界での挑戦を通じて技能の重要性を示したことは、これからの日本のものづくりに大きく寄与することが期待されます。今後の彼らの活躍にも注目です。


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