TieUpsの新機能「プロジェクト機能」とは
最近、TieUps株式会社(東京都渋谷区)はコミュニティCXプラットフォーム「タイアップス」に新たな機能「プロジェクト機能」を追加しました。この機能は、企業が運営するコミュニティにおける参加者の活動を促進し、継続的なエンゲージメント確保を目指したものです。
プロジェクト機能の概要
「プロジェクト機能」は、コミュニティ参加者が日々の活動を通じて「応援スコア」を獲得し、それを利用して企業が設定した期間限定プロジェクトに参加できる仕組みです。利用者は実際の金銭を伴わない仮想クラウドファンディング形式で、誰でも手軽に参加できる環境が整えられています。これにより、コミュニティ内でのアクティブな交流を促します。
ユーザーは基本的なアクション、つまり投稿やコメント、いいねに加えて、ログインの継続やタスクのクリアなどでもスコアを獲得できます。このスコアをもとにユーザーの貢献度がランキング化され、上位者には特典が付与されるため、ますます活動意欲が高まります。商業的に価値のあるこのシステムは、特にファンコミュニティにおいて効果的なものとなっています。
コミュニティ活性化の成果
早速、プロジェクト機能を導入した企業のコミュニティでは、アクティブユーザー数が導入前の約2.2倍に増え、総リアクション数は約3.2倍と大きな成果を上げています。プロジェクト期間中、その効果は持続的に維持されており、多くのユーザーにとって魅力的な参加要因となっています。
この成功事例は、「プロジェクト機能」が特に休眠ユーザーの参加促進に効果的であることを示しています。現在、多くの企業がコミュニティマーケティングに資源を投じる中、持続的な関係構築の必要性が高まっています。
エンゲージメントの天井を克服する
企業のコミュニティ運営には、参加者のモチベーションを維持することが課題とされています。特にロイヤルティの高いコアユーザー層がエンゲージメントの天井に直面している現状が問題視されています。この背景にあるのは、従来型のランク制度による評価です。コアユーザーが積極的に活動しても、ポイントやバッジを獲得するだけで、それを活かす機会が少なく、「次の目標」を見失いやすくなります。
このような状況を打破すべく作られた「プロジェクト機能」は、獲得した「応援スコア」をユーザー自身が利用できる点が強みです。これにより、スコアは単なる評価指標から行動に寄与する「行動通貨」として再定義されます。ユーザーは「貯める→使う→また貯める」というサイクルを持ち、蓄積したポイントを有意義に使えるようになります。
新鮮な価値創造と双方向の関係
「プロジェクト機能」を通じて、企業とユーザーの関係は一方通行から双方向へと変化します。魅力的なプロジェクトや特典がコミュニティ内の交流を促進し、消極的なユーザーの参加動機をも引き出す助けとなります。これにより、企業の提供する価値と顧客の体験価値が共に向上し、真の意味での共創が実現します。
TieUps株式会社について
TieUpsは「個人の活動が楽しく表現できる状態をつくり、個性を価値に変える」というミッションのもと、独自のコミュニティCXプラットフォーム「タイアップス」を運営しています。このプラットフォームを利用すれば、顧客体験が向上し、商品の購買や口コミ促進に繋がります。すでに多くの企業が「タイアップス」を採用し、コミュニティの活性化に成功しています。新機能「プロジェクト機能」は、その未来の可能性を示す一歩となるでしょう。