新しいイノベーション支援サービス「RISM Core」
株式会社フォーカスシステムズと株式会社リバネスは、新たに研究開発プロジェクトの状態を定量的に診断するサービス「RISM Core(リズムコア)」を発表しました。これにより、企業は自身の研究開発力を向上させるための具体的なアクションを得ることができます。
サービスの背景
現代の企業経営では、偶発的な成果を頼りにするのではなく、明確なマネジメント体制を構築する「イノベーション・マネジメント」がたいへん重要とされています。国際標準化機構(ISO)では、イノベーション管理に関する「ISO56000」シリーズが策定されており、これを基にした具体的な指針の必要性が高まっています。
RISM Coreの特長
「RISM Core」では、研究開発プロジェクトを評価するための6つの指標を使用し、その結果を可視化します。このサービスは、プロジェクトの状態解析に加え、改善点や具体的なアクションプランを提案する簡易コンサルティングとなっています。主な特長は以下の通りです。
1.
学術的な裏付け
財務データや組織文化を含む評価指標を用いて、プロジェクト状況を総合的に分析します。この手法は、統計力学モデルに基づき、学術界でも発表されている信頼性があります。
2.
具体的な改善提案
現場の研究開発者の意見を取り入れることで、イノベーション・マネジメントの具体的な指針を示し、改善点を分かりやすく提供します。
3.
国際規格との適合可視化
ISO56002の基準に基づいた評価を通じて、国際水準のイノベーション・マネジメントが適用されているかをチェックできます。
サービス実施プロセス
「RISM Core」は、3つのステップから構成されています:
約180問の質問に答える形式で、30~45分程度で完了します。これによりプロジェクトの初期データを収集します。
アンケート結果をもとに、プロジェクトの状態を約7日間で可視化します。
最終的なレポートを作成し、約14日間後に改善に向けたコンサルテーションを行います。
対象と価格
本サービスは、企業規模を問わず、研究開発に従事するすべての企業を対象にしています。価格は120万円(税抜)からとなっており、多くの企業が導入しやすい形で提供されます。
プロジェクトの包含背景
「RISM Core」は、東京農工大学と協力して開発されたもので、2012年に始まった研究成果を事業化したものです。この研究は、磁性物理モデルを応用したもので、企業の研究開発を支援する重要なツールとなることが期待されています。
まとめ
フォーカスシステムズとリバネスが共同開発した「RISM Core」は、研究開発の現場で悩みを抱える企業にとって、イノベーション推進の新たな手法を提供します。これにより、自社の研究開発力をさらに高め、持続的な成長を目指すことができるでしょう。興味のある企業は、ぜひ公式サイトを訪れてみてください。