東京・世田谷に誕生した新しいものづくり拠点「つくるわね」
東京都世田谷区に位置する株式会社友成工芸は、70年以上の間アクリル製品の製造を行ってきた町工場です。最近、この工場はリノベーションを行い、新たに「つくるわね」という名の複合型ものづくりスペースをオープンしました。公式サイトは2025年に公開予定で、地域の住民とともに交流できる場として多大な期待が寄せられています。
「つくるわね」のコンセプトと特長
「つくるわね」の理念は「あなたの『つくりたい』想いを形に。」というものです。このスペースには、3Dプリンターやレーザー加工機など、個人では手に入れることが難しい高品質の工作機械が完備されています。また、クリエイターの作品が展示されるギャラリーや、食を通じて人々が交流できるキッチンも設置されており、まさに地域の新しいコミュニティ拠点が誕生したと言えます。
ものづくりスペース
このスペースは、アクリル製品やオリジナルバッグの製作ワークショップを行う予定で、子どもから大人までのアクセスが可能です。「ものづくり」を通じて得られる喜びを多くの人に体験してほしいという想いが込められており、今後も定期的にイベントが開催される予定です。
キッチン付きギャラリー
単なる作業場ではなく、訪れる人々が集い、新たな出会いや語らいが生まれる場所を目指しています。思いが込められた作品に触れられることは、訪れる人の創造力を刺激します。食とアートが交差するこの空間は、まさにインスピレーションの場です。
地域コミュニティを育む
「つくるわね」は、多世代の方々が気軽に立ち寄れる場所を提供し、地域の交流会などで利用できることから、世代を超えたコミュニケーションのハブとして機能します。町工場から「閉ざされた場所」ではなく、「開かれた場所」へと変わっていく様子は、地域の人々にとっても大きな意味を持つでしょう。
クラウドファンディングでの成功
新たな拠点の立ち上げに際し、クラウドファンディングを実施した結果、目標金額の200万円を達成しました。地元の方々や多くの支援者からの支援が集まり、最終的には143名から総額2,031,000円もの支援を受けることができました。プロジェクトに寄せられた期待を胸に、「つくるわね」は地域に愛される場所へと成長していくことでしょう。
「モノづくり」にかける想い
本プロジェクトは、町工場での職場体験を通じて、中学生の一言から始まりました。アクリル加工の楽しさに目覚めた少年の姿は、多くの人にクリエイティビティの重要性を再認識させています。
代表取締役からのメッセージ
友成冨美代表は、世田谷の地で職人技術とデジタル技術を融合させ、地域に新たな文化を築いていきたいと考えています。「つくるわね」は話題のスペースでありたいと願い、地域に愛される存在に育て上げる決意を表明しました。
施設概要
- - 名称:ものづくりスペース「つくるわね」
- - 所在地:〒154-0001 東京都世田谷区池尻4丁目26−7 ファインテラス池尻 2階
- - 運営:株式会社友成工芸
- - 設備:3D彫刻機、レーザー加工機、3Dプリンター、キッチン、展示スペース
「つくるわね」は2026年1月より本格利用の受付を開始します。高品質なものづくりだけでなく、地域の皆様の創造的な交流の場として、多くの方に利用されることを目指しています。