帯バッグづくりワークショップ
2023-11-17 15:30:01

古い帯を新たな形に再生!初の帯バッグづくりワークショップ開催

古い帯が生まれ変わる!「小梅や」の取組み



古い着物や帯の廃棄が問題となっている現代。この現状を受け、「小梅や」というプロジェクトが、流行を超えた価値あるアイテムとして再生する活動を始めました。

埼玉県さいたま市に住む会社員、藤代瞳子さんは、祖母が長年大切に保管していた帯を活用し、2022年に活動をスタート。彼女のきっかけとなったのは、毎年数多くの着物や帯が廃棄される現実を知ったこと。特に、祖母の家に眠っていた数多くの袋帯を見て、その美しい帯が使われずに終わるのはもったいないと感じたのです。

その思いを形にするために藤代さんは、シンプルでファッションにも合う帯バッグの製作を開始しました。活動開始からわずか1年足らずで、実に300点もの帯バッグを制作することに成功しました。最近、彼女は埼玉県主催のイベント「SAITAMA Smile Womenピッチ2023」で特別賞とオーディエンス賞を同時受賞するなど、その活動が評価されています。

ワークショップの開催



12月2日(土)と3日(日)に浦和駅前の商業施設「コルソ」で行う初の「帯バッグづくり」ワークショップは、自分の手でオリジナルの帯バッグを作る絶好の機会です。参加者は、自分が持っている帯や帯締めを使用できるだけでなく、持っていない方のために用意された帯と帯締めを使っても制作可能。専属のお針子が分かりやすく指導してくれるので、初心者でも安心です。

ワークショップの詳細


  • - 開催場所: コルソ (浦和駅西口)
  • - 日時: 12月2日、3日
  • - 時間: 各日、3回(11:30、13:00、15:00)で約1時間
  • - 参加費: 自分の帯を持ち込むと6,000円、帯の持ち込みがない場合は8,000円
  • - 申込みURL: 申し込みはこちら

このワークショップを通じて、参加者は、古い帯を新たな形に変えていく楽しさを体験できます。また、この活動が地域への寄付や参加者自身の着物や帯の再利用につながることも、大きなポイントです。

地域コミュニティとのつながり



「小梅や」は、地域住民との交流を深めるため、川越八幡宮で定期的に朝市に出店しています。そこで集まった声の中には、「母の帯をリメイクしたい」というものが多く、地域の伝統を大切に受け継ごうという意欲が感じられます。藤代瞳子さんもその熱意に応え、活動の幅を広げていきたいと考えています。

今後の展開



今後は「川越 mini EXPO 2023」や、東京・有楽町での「大江戸骨董市」にも参加し、ワークショップや展示販売、オーダー受付を行いながら活動を広げていく予定です。また、海外観光客からの関心も高まっているため、海外向けウェブサイトの構築も予定しており、眠っている帯たちが世界中で輝く未来も見えるかもしれません。

藤代さんは「文化を次世代に残し、地域に還元する」という理念のもと、地域との結びつきを大切にしながら、「休眠帯を活かすプロジェクト」を全国に拡大していく所存です。これからの活動が楽しみです。

会社情報

会社名
帯バッグの小梅や
住所
電話番号
090-8496-5269

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