「雪肌精BLUE」が国際的デザイン賞Pentawardsで栄誉のゴールド賞を獲得
株式会社コーセーが展開する「雪肌精BLUE」は、国際的なパッケージデザイン賞「Pentawards」でゴールド賞を受賞しました。この受賞は、スキンケアカテゴリーにおけるものであり、その優れたデザインは世界中で評価されています。コーセーの社長である小林一俊氏は、賞を受けたことを心から喜んでおり、この成果が同社のクリエイティブな取り組みを強化し、エコロジーを意識した製品デザインにつながることを期待しています。
「雪肌精BLUE」は、肌と心の健康をサポートすることをテーマとし、ホリスティックビューティを提案するシリーズです。本年4月にも、「Red Dot Award」でも「Best of the Best」を受賞しており、その名声は確かなものとなっています。エココンシャスな取り組みが評価され、パッケージデザインは日本の美意識を反映した現代的でありながらも、日本らしさを感じさせるものとなっています。
Pentawardsの概要
Pentawardsは2007年にベルギーで設立された、パッケージデザインに特化した世界的なデザインコンペティションです。毎年、62か国以上から応募された2000点を超える作品が審査され、国内外のデザイナーや企業から高い評価を受けています。今年の授賞式は、アムステルダムで行われ、歴史的な船舶用エンジン工場「De Kromhouthal」で盛大に執り行われました。
「雪肌精BLUE」のデザインコンセプト
デザインの背後には、株式会社コーセー商品デザイン部のクリエイティブディレクター原田アンリ氏をはじめ、多くのデザイナーの努力があります。彼らの目指したのは、古典的な日本の美しさではなく現代的な感覚を取り入れた細部にまでこだわるデザインでした。瓦のような形状のパッケージは、東洋の伝統的な美的感覚を現代に融合させており、その調和のとれたデザインが高く評価されています。
さらに、エコロジーにも配慮したデザインで、ハトムギエキスの製造過程で出た「ハトムギのもみ殻」を使用している点も特筆すべきです。このエコフレンドリーなアプローチは、サステナビリティを重視する現代の消費者のニーズに応えるものであり、コーセー全体のブランドメッセージとも一致します。
雪肌精のブランド理念
『雪肌精』ブランドは、1985年に誕生し、透明感のある肌を目指す和漢植物エキスを配合した化粧水が人気を博しています。ブランドの理念は「あなたが美しくなると、地球も美しくなる」という言葉に象徴されており、サステナブルな開発にも尽力しています。2009年からは環境保全活動「SAVE the BLUE」を通じて、地域社会や自然に貢献しています。
現在、『雪肌精』はグローバル展開を伴い、15の国と地域で愛用されています。消費者の多様なニーズに応えるため、和漢植物由来成分や日本産の自然素材を活かしたホリスティックケアシリーズ「雪肌精BLUE」も、ますます注目を集めることでしょう。世界中に「雪肌精」の美しい力を伝え、革新的なパッケージデザインによりさらなる成長を期待しているのです。
まとめ
「雪肌精BLUE」が受賞したPentawardsゴールド賞は、コーセーのデザイン革新とサステナビリティの象徴的な成果であり、今後もその流れに沿って新たな製品展開が続くことが期待されます。デザインに込められた日本文化の美しさと、現代のエコ意識が融合したこのプロダクトがもたらす影響は、業界の枠を超え、広がり続けるでしょう。