Datadogが発表した機能フラグで開発者はより迅速に機能リリース
クラウドアプリケーションのオブザーバビリティおよびセキュリティプラットフォームを提供するDatadog, Inc.は、新たに「機能フラグ(Feature Flags)」を発表しました。この機能の導入により、開発者は新機能を拡張する際のリスクを軽減しつつ、スピーディにリリースできる環境が整います。この新しい機能はすでに一般提供が開始されており、Datadog APM(アプリケーションパフォーマンスモニタリング)やRUM(リアルユーザーモニタリング)と統合されています。
現代の機能フラグ管理の課題
現在、多くの開発チームは機能フラグの管理がオブザーバビリティと分離しているため、変更がパフォーマンスや信頼性に与える影響を正確に把握するのに苦労しています。手作業でテレメトリデータを結びつける必要があるため、リスクの高いデプロイメントやインシデントへの迅速な対応ができない場合もあるのです。また、古くなったフラグが蓄積していくことで、技術的負債も増加してしまいます。これらの状況において、開発者は分散システム全体でのロールアウトやロールバックの作業に苦労し、手作業やカスタムスクリプトに頼らざるを得ないという事態がしばしば生じています。
こうした課題から、新機能をリリースする際のプロセスはリスクが高く、緊張感を伴うものになってしまうのです。開発者はリリース中のダッシュボードを監視しながら、トラフィックの増加と共に、エラーやレイテンシの急増がどの機能や設定変更に起因しているかを見極めようとします。実験の結果が不確実である場合、機能のリリースが数週間から数か月かかることが珍しくありません。
Datadogの機能フラグのメリット
Datadogの機能フラグは、リアルタイムのオブザーバビリティデータと連携することで、これらの課題に立ち向かいます。これにより、開発者は信頼性を損なう可能性のある機能や設定の特定が迅速に行えるようになります。さらに、自動化されたロールアウトやロールバックが可能となり、技術的負債の蓄積を防ぐために不要なフラグの整理も実現されます。
機能フラグは、DatadogのCI/CD可視化およびテスト最適化製品を補完し、オブザーバビリティをリリース管理に「左方向に拡張」します。この機能により、開発者は
t新しい機能を迅速かつ安全にリリースできる環境が整います。
DatadogのChief Product Officerであるヤンビン・リー氏は「新機能のリリースは、現代のソフトウェアデリバリーにおいて最もリスクの高い工程の一つであり、AI技術の進化により頻繁なリリースがますます重要になっている。」と説明しています。
機能フラグのリリースに向けた具体的な手段
1.
オブザーバビリティと機能フラグの統合: すべての機能フラグはDatadogのテレメトリ(APMおよびRUM)と関連付けられ、パフォーマンスや信頼性に対する影響を一目で把握できるようになります。
2.
データ駆動によるロールアウトとロールバックの自動化: カナリアリリースやリアルタイムのサービス健全性シグナルを活用しつつ、手動操作に頼らずにリスクを最小限に抑えることが可能です。
3.
動的な設定変更: システムの挙動を即座に調整できるため、実験中の信頼性低下を防ぐ環境を構築できます。
4.
不要な機能フラグの自動クリーンアップ: Bits AIおよびMCPとの統合により、未使用のフラグを特定し、安全にコードベースから不要な分岐を削除します。
これらの機能により、開発者は新機能をより安心して提供可能となるでしょう。
Datadogについて
Datadogはクラウドアプリケーション向けのオブザーバビリティおよびセキュリティプラットフォームを提供しています。適切なモニタリングと管理により、多くの企業がデジタルトランスフォーメーションを加速し、開発、運用、セキュリティチームの協力を促進しています。実際、Datadogのプラットフォームは多種多様な業界で利用されており、ビジネスの競争力を高める助けとなっています。
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