滝野すずらん丘陵公園で出会う秋の虹　アシリベツの滝の魅力

秋の宝石、アシリベツの滝にかかる虹

北海道札幌市に位置する滝野すずらん丘陵公園の中でも、特に名高いスポットが『アシリベツの滝』です。この滝は、毎年10月になると早朝の日差しを受け、幻想的な虹がかかることで有名です。この時期にしか見ることのできない美しい景色を楽しむため、多くの写真愛好家たちが集まります。10月上旬から下旬にかけての晴天の日には、特にアシリベツの滝の魅力が引き立ちます。

アシリベツの滝の基本情報

アシリベツの滝は、高さ26メートルを誇る迫力のある滝で、雄滝と雌滝に分かれています。右側の厚別川本流から落ちる雄滝はその迫力ある姿に圧倒され、左側の清水沢川から流れ落ちる雌滝は、より優雅な印象を与えます。四季折々の表情を見せるこの滝は、春には雪解け水による豪快なしぶき、夏には涼しさを届け、秋には周囲の木々が美しく色づき、冬には氷瀑が出現します。特に10月は紅葉の美しさと滝の虹が重なり、圧巻の自然美が楽しめる瞬間です。

虹がかかる条件について

虹を見るための条件は、開園時間の9時から10時頃に晴天であること。自然現象ですので、必ず見られるわけではありませんが、運が良ければ美しい虹を写真に収めることができます。昨年、2023年の10月18日には大きな虹が出現したとの報告もあり、多くの人々がこの瞬間を記録しました。

秋の訪れと紅葉祭り

10月は虹だけでなく、滝野すずらん丘陵公園全体が色とりどりの紅葉に包まれます。特に『紅葉まつり』が開催される期間は、園内を鮮やかなカエデやコキアなどの美しい色彩で彩り、多くのイベントや展示が行われます。2023年の紅葉まつりは10月12日から27日まで。また、滝野の森ゾーンでは秋の香りを感じながら、早くも色付き始めた木々を楽しむことができます。