デジタル教科書革新
2019-10-01 13:00:06

教育の未来を切り開く「メディアボックス」デジタル教科書への対応

教育の未来を支える「メディアボックス」



教育ICT専用端末「メディアボックス」は、令和版のデジタル教科書およびデジタル教材に完全対応することが発表されました。この新機能により、従来の紙の教科書が持つ役割を越え、デジタル教材も同等に利用可能となります。

デジタル教科書の普及とその背景



2019年4月に学校教育法が一部改正され、デジタル教科書の位置づけが変わりました。これにより、デジタル教科書は学習において紙の教科書と同じ重要性を持つようになりました。さらに、2020年からは小学校の学習指導要領が全面改訂され、各教科でのICT活用が求められるようになったため、教育現場におけるデジタル教材の必要性が高まっています。

「メディアボックス」はそのような状況を受けて登場しました。特徴的なのは、3秒で起動し、なおかつ簡単な操作が可能なことです。これにより、教室ではパソコンを使用せずに授業を進めることができます。つまり、パソコンの初期設定や授業準備の煩わしさを軽減し、生徒に対してスムーズな授業を提供できるのです。

教育の質向上を目指して



富士ソフトは、みらいスクールステーションを通じて、教育現場でのICTの活用を推進しています。「メディアボックス」を利用することで、先生方の教育活動が効率化され、結果的に教育の質向上につながると期待されています。授業中のデジタル教材の提示も、手軽に行えるため、教師がICTに不慣れであっても容易に授業を進められます。

商品紹介と機能概要



「メディアボックス」は、HTML5で作成された令和2年度以降のデジタル教科書や教材に対応しています。特に教育出版株式会社や学校図書株式会社、学研教育みらいの教材での動作確認が取れており、今後も様々な資料の対応が進められる見込みです。提供開始は2019年10月1日で、価格はオープンとなっています。

この端末は、リモコン操作で簡単に利用でき、先生方のICT利活用率の向上にも寄与することが期待されています。電子黒板など、大型提示装置への教材提示もスムーズに行えるため、授業の進行も円滑になります。

教育現場からの期待



多くの教育関係者からは、「メディアボックス」の登場に対し高い評価が寄せられています。教育出版や学校図書の担当者も、この端末によってデジタル教科書の普及が進むことへの期待を表明しています。また、東京学芸大学の教育情報化研究チームの専門家も、リモコン操作による簡単なデジタル教材利用がICT苦手な教師の使用を促進すると強調しています。

このように、「メディアボックス」は教育のICT環境を大きく変革しつつあります。デジタル教科書が当たり前の時代に突入し、将来の学びを担う子どもたちへの新たな教育の形が築かれています。

まとめ



「メディアボックス」は単なるデジタル教材再生機ではなく、教育現場の全体的なICT環境の向上を目指しています。教育のデジタル化が進む中、その重要性は今後も増していくでしょう。未来の教育を支えるこの端末に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
富士ソフト株式会社
住所
神奈川県横浜市中区桜木町1-1
電話番号

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。