野村アセットマネジメント、新型ETFを上場
2023年10月、野村アセットマネジメント株式会社は東京証券取引所にユーロ・ストックス50指数およびDAX(ドイツ株価指数)に連動した新たな上場投信(ETF)を導入しました。この新型ETFは、特に為替ヘッジなしでの運用を希望する投資家に向けて設計されています。早速、その詳細について見ていきましょう。
ユーロ・ストックス50とDAXとは
ユーロ・ストックス50は、ユーロ圏における代表的な50銘柄で構成されており、各業種をバランスよく含んでいます。一方、DAXはドイツのフランクフルト証券取引所に上場している優良株40銘柄から成る株価指数です。これらの指数は、流動性が高く、投資家にとって魅力的な選択肢となっています。
新しいETFの特徴
今回新たに上場したETFは以下の2つです。
1.
NEXT FUNDS ユーロ・ストックス50指数(為替ヘッジなし)連動型上場投信
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銘柄コード:486A
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信託報酬率:年0.198%(税抜年0.18%)
2.
NEXT FUNDS ドイツ株式・DAX(為替ヘッジなし)連動型上場投信
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銘柄コード:487A
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信託報酬率:年0.198%(税抜年0.18%)
日本円に換算された指数値を基に運用されるため、国内投資家にとってもわかりやすい形で提供されています。また、年0.198%という低コストが魅力で、資産形成を目指す投資家にとって大変有利な商品です。
投資のメリット
本ETFの導入により、投資家はユーロ圏及びドイツ市場における多様な株式にアクセスできるようになります。特に、為替リスクを懸念する日本の投資家には、為替ヘッジなしという選択肢が新たな可能性を提供します。
加えて、すでに運用されている為替ヘッジありのETFと併用することで、自身のリスク許容度や投資目的に応じたポートフォリオの構築が可能です。
NEXT FUNDSとは
NEXT FUNDSは、野村アセットマネジメントが展開するETFシリーズの総称であり、1995年に国内初のETFを上場して以来、現在までに合計74本ものETFを設定しています。このシリーズの目的は、投資家に次世代のファンドの選択肢を提供することにあり、今後の運用展開に注目が集まります。
投資を始める際の留意点
新たに上場したETFは、将来的な投資収益を保証するものではありません。市場の変動や組入有価証券の価格変動により、損失が発生する可能性があるため、慎重な投資判断が求められます。また、ETFに投資するためには、証券口座を開設する必要がありますので、手続きについても予め理解しておくことが重要です。
まとめ
野村アセットマネジメントの新しいETF上場は、ユーロ圏およびドイツの市場に投資するための有力な手段を提供します。投資家はこの新しい商品を通じて、より多様な選択肢を得ることができ、今後の資産形成に向けて新しい戦略を考えることができるでしょう。興味のある方は、ぜひこの機会にETFの検討をしてみてください。