長野県の中央アルプス、木曽駒ヶ岳のふもとに築かれたマルス駒ヶ岳蒸溜所は、1985年に創業を開始し、2025年には40周年を迎えます。この特別なタイミングを記念して、同蒸溜所は「シングルモルト駒ヶ岳 40th Anniversary Special Edition」を12月上旬に発売すると発表しました。
この特製ウイスキーは、1980年代から2020年代にかけての熟成された原酒を集め、特に2000年代の休止期間を除く4つの時代を代表する原酒が組み合わされています。これにより、マルス駒ヶ岳の40年にわたる歴史が一つのボトルに凝縮されているのです。使用される樽はバーボンやシェリーを含む多岐にわたり、それぞれの特性が一層の深みを生み出しています。また、より純粋な味わいを楽しんでいただくために、ノンチルフィルターで仕上げられています。
香りの面では、りんごのジャムや熟したあんず、メロンのような甘さとともに、バニラの樽熟成香が幾重にも重なります。口に含むと、レーズンやメープルシロップの甘さの中にシナモンを思わせるスパイシーさ、さらに甘栗やチョコレートのようなコクが感じられる、まさに特別感あふれるウイスキーに仕上がっています。
この「シングルモルト駒ヶ岳 40th Anniversary Special Edition」は、日本のウイスキーのファンからの期待が高まる製品です。内容量は700mlで、アルコール度数は50%。限定5000本のみの販売となり、希望小売価格は税込20,970円です。一つのウイスキーに40年間の歴史が込められていることを考えると、コストパフォーマンスも感じられるものです。
マルスウイスキーの生産は、1949年に鹿児島で始まり、1960年には本格的にウイスキー製造に取り組むようになりました。1985年には蒸溜所を現在の長野県に移設し、質の高いウイスキーを作り続けています。ウイスキーの需要低迷期には一時蒸留を休止していましたが、2011年に再開。現在も、屋久島にある樽貯蔵庫や南さつま市の新しい蒸溜所とともに、品質を重視した生産を続けています。
本坊酒造は、マルスウイスキーを通じて日本のウイスキーカルチャーを牽引しており、その品質や技術は国内外の消費者にも評価されています。新商品発表の記念すべきこのタイミングに、ぜひ「シングルモルト駒ヶ岳 40th Anniversary Special Edition」を手に取り、その魅力を体験してみてはいかがでしょうか。
なお、飲酒は20歳以上の方に限ります。また、妊娠中や授乳中の方は飲酒を控えることをお勧めします。お酒は適量を守って、楽しい時間を過ごしましょう。