PicoCELAが学園祭で実現した新たなWi-Fi体験
2025年9月20日、群馬県のGメッセ群馬で開催された「第59回かわせみ祭」で、PicoCELA株式会社が革新的な無線メッシュ技術を活用した“移動基地局”を初展開しました。このイベントは中央カレッジグループ主催で、多くの来場者を迎え、盛況のうちに幕を下ろしました。来場者数は実に3,813名に達し、PicoCELAの技術が多くの参加者に新しい体験をもたらしました。
移動基地局の導入
PicoCELAが提供した「移動基地局」は、中央情報大学校の学生からのアイデアを基に開発されました。この基地局は、スズキ社製の電動モビリティに必要な機器を搭載しており、イベントの賑わいに合わせて場所を移動しながらWi-Fiを提供するという画期的なモデルです。これにより、来場者は常に快適なインターネット環境を享受でき、まるで“人の動きに合わせて通信が移動する”かのような体験を受けることができました。
さらに、Wi-Fiに接続された来場者を対象にしたプレゼント企画も実施されました。アンケートに答えると、かき氷の引換画面が表示され、準備した特典があっという間に配布されるほどの人気を博しました。このように、来場者のデータを取得することで、今後のイベント運営や分析に役立てることもできました。
ドローンとロボットの展示
また、PicoCELAは学園祭でのドローンやロボット展示にも注力しました。安定した通信ネットワークを通じて、会場では空撮を行い、その動画をプレゼントする企画も登場しました。さらに最新型の掃除ロボットや配膳ロボットの展示、体験コーナーも設けられ、来場者は未来の技術に直接触れる貴重な機会を得ました。この取り組みは、ロボット技術の社会実装に向けた第一歩として、今後の可能性を広げるものとなりました。
学生のアイデアが生んだ新たな潮流
PicoCELAの代表取締役である古川浩氏は、「学園祭の成功を心より嬉しく思います。学生の柔軟な発想が新しいWi-Fiの使い方を生み出しました。この“移動基地局”は、災害時の臨時ネットワークや観光、スポーツ、屋外イベントなど、様々なシーンでの応用が期待されます」とコメントしています。彼は、産学連携で誕生したこのモデルが、より多くの現場で価値を生み出すことができるよう努めていくことでしょう。
PicoCELAの概要
PicoCELAは、世界レベルの無線メッシュ技術を用いて、安定したWi-Fi空間を構築するソリューションを提供しています。様々な環境において有線LANの設置が難しい場所や一時的な利用にも対応し、エッジコンピュータと無線メッシュネットワークの融合により、多くの業種で導入されています。日本国内外の工場や商業施設、公共インフラなど幅広い分野での活用が進んでおり、持続可能な社会の実現にも貢献しています。
公式ウェブサイトは
こちらからご覧ください。
PicoCELAは、今後も旬な技術を活用し、より良い通信環境の整備に寄与することを目指しています。