近畿大学創立100周年記念オリジナルミュージカル『100 -ONE hundred』上演決定
近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻の1年生によるオリジナルミュージカル『100 -ONE hundred』が、2026年1月15日から17日の3日間、近畿大学東大阪キャンパスで上演されることが決まりました。この公演は、令和5年(2023年)に東大阪市文化創造館で初演された同名のミュージカルを基に、創立100周年に合わせた新たな設定で挑む作品です。
ミュージカルの背景
本作品の舞台となるのは、東大阪市。製造業の町として知られるこの街には、町工場や歴史的なスポットが多数存在します。物語は、創業100年を迎える金属加工の町工場の息子、東城充が主人公です。充は近畿大学を卒業し、東京で映画監督を目指していましたが、父からの「倒れた」という知らせを聞き帰郷します。しかしそれは父が周囲の願いから仕組んだ嘘であり、やがて彼は旧生駒トンネルに迷い込み、大正時代へとタイムスリップします。
この物語では、東大阪にある花園ラグビー場やかつての帝国キネマ長瀬撮影所など、地域に根ざした要素が重要な役割を果たし、町の人々の交流や歴史を描きます。
制作過程の貴重な体験
舞台芸術専攻の学生たちは、ミュージカルの制作過程を通じて多くのことを学びます。台本の構築から演技、照明、音響、衣装、装置のデザインまで、舞台制作の全ての要素に関わり、クラスでの協力を重視しています。このプロセスは、自己の役割を理解し、チームでの協働の重要性を実感する機会となります。
経歴あるスタッフが手掛ける作品
今回のミュージカルは、脚本家であり演出家の徳尾浩司氏、作曲家の宮川彬良氏という著名な2人のクリエイターが関わっています。特に、徳尾氏は過去に数多くのミュージカルを手掛けてきた実績があり、今回は近畿大学の創立100周年を祝うために、設定をアレンジしています。監修には、近畿大学文芸学部芸術学科の阪本洋三教授が名前を連ねており、作品の質を保証するための支援しています。
公演の詳細
本公演は以下の詳細で開催されます。
- - タイトル:『100 -ONE hundred(ワンハンドレッド)』
- - 日時: 令和8年(2026年)1月15日(木)・16日(金)19:00〜21:00
17日(土)11:00〜13:00、15:00〜17:00(全4公演)
- - 場所: 近畿大学東大阪キャンパスD館3階ホール
- - 対象: 一般の方(各公演定員60人、入場無料、要事前申込)
申込方法は、近畿大学の公式サイトで案内される予定です。
公演は全て無料ですが、定員に達し次第、申込を締め切るため、興味がある方は早めの申し込みをお勧めします。
このミュージカルは大学の節目でもある重要な公演となるため、多くの方々の注目を集めることでしょう。
さらなる詳細は近畿大学の公式ページをチェックしてください。
一世代後の未来を見据えた若者たちの挑戦から目が離せません!