弥生株式会社、新たな執行役員が就任し経営基盤を強化

弥生株式会社、新執行役員の就任情報

弥生株式会社（本社：東京都千代田区）は、経営体制の強化を図るため、2025年10月1日付けで新たに山本潔（やまもときよし）氏と西村亮（にしむらりょう）氏を執行役員として迎えることを発表しました。これにより、執行役員の人数は合計10名となり、更なる経営の強化が期待されています。

弥生は、創業以来「中小企業を元気にすることで、日本の好循環をつくる。」という目標を掲げており、バックオフィス業務を支援する業務ソフトウエア「弥生シリーズ」などのサービスを通じ、多くの企業に貢献しています。中小企業の業務ソフトウェアの先駆者である「弥生会計」は特に評価が高く、現在では累計350万以上のユーザーを抱えています。

今後、2025年には新たなクラウド会計サービス「弥生会計 Next」や、会計事務所向けのクラウド業務システム「ZEXT」を導入し、業務の効率化だけでなく経営課題の解決にも取り組む方針です。

また、M&Aを通じたグループの拡大も進めており、2025年までに新たに3社をグループ化することを目指しています。このように事業の発展に伴い、組織の在り方についても見直しを行い、2024年10月の新社長就任を契機として大規模な組織改革にも着手しています。

新役員のプロフィール

山本潔（やまもときよし）氏

新たに副社長執行役員 COO（Chief Operating Officer）およびFP&A部長として就任する山本氏は、これまで国内外の大手企業やスタートアップで財務・経営管理・事業戦略・オペレーションを統括してきた経験があります。直近ではプリファードネットワークスにおいてCFO兼COOとして活動し、資金面の整備や組織立ち上げ、事業計画の策定など多岐にわたって推進してきました。

山本氏は、弥生において全社のファイナンス規律を強化し、各ビジネスユニットや部署横断のオペレーションの最適化を実現することで、企業の成長を支えていくことを目的としています。山本氏は「企業価値のさらなる向上に向けて重要な転換点を迎えている。経営資源の最適化や組織力の強化を行い、挑戦的な環境を整備する」とコメントしています。

西村亮（にしむらりょう）氏

執行役員 CMO（Chief Marketing Officer）およびマーケティング部長に就任する西村氏は、これまで19年間にわたり、Googleや様々なスタートアップでセールス及びマーケティング領域に従事してきました。直近ではアスエネ株式会社にてマーケティングを担当し、国際的なプロジェクトの統括も行ってきました。西村氏は「弥生が非連続的な成長を追求する中で、顧客との関係を再定義し、ブランドの進化を図ることが重要である」と語っています。

新たな執行役員の就任により、弥生はさまざまな取り組みを統合し、経営基盤の強化を図ることを目指します。彼らが携わることで、会社全体の事業成長へとつながることが期待されています。

弥生株式会社は、長年の実績と豊富なデータを基に、今後も中小企業の事業成長を支援しつつ、業務効率化や経営課題の解決に寄与していく方針です。これからの彼らの動向から目が離せません。